皆さん、こんにちは!
富士通ラーニングメディア デジタル人材育成ソリューション事業本部の吉田です。
このコラムは、プロジェクトマネジメントや品質マネジメント、上流工程について執筆するシリーズの第8弾です。(前回までのコラムはこちら(注1))
さて、4月から年度が変わり、初めてのチームリーダーなど、プロジェクトやチームを任される立場になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「チームをまとめるって、一体何から始めればいいの?」
「目標達成できるか、正直自信がない…」
「メンバーは個性的で、うまくやっていけるだろうか…」
初めてのチームリーダー。何をすればいいのか、何から始めればいいのか、戸惑うのは当然です。
でも、大丈夫!
今回のコラムでは、初めてチームやプロジェクトのリーダーになる方に向けた、チームやプロジェクトを成功に導くためのチームマネジメントをロールプレイングゲームの登場人物に例えてわかりやすく解説します。
プロジェクトは、まるでロールプレイングゲームの冒険のように、様々なスキルや経験を持つメンバーが集まって、共通の目標を達成するために行う活動です。しかし、ただ人が集まっただけでは、ただのパーティー。真の「チーム」として機能するためには、以下の要素が不可欠です。
例えば、新製品のお菓子開発プロジェクトの場合、下記のようなイメージです。
チームの目標は、ただ漠然と「売上を上げる」といったものではなく、ゲームにおける冒険の地図のように、具体的で達成可能なものでなければなりません。そこで活用するのが、「SMART」な目標設定です。
さて、SMARTとは何でしょうか。
例えば、新製品のお菓子開発プロジェクトの場合、下記のようなものが目標のイメージです。
チームのコミュニケーションは、リーダーからメンバーへの一方的な指示だけではありません。メンバーからの報告や相談を受けやすい雰囲気を作り、双方向のコミュニケーションを心がける必要があります。
プロジェクトを進める上で、問題は付きものです。ゲームのボス戦のように、困難な状況に直面することもあるでしょう。そんな時は、リーダーだけで抱え込まず、メンバーを巻き込んで、チームで解決しましょう。
チームメンバーは、それぞれ異なるスキルや経験、価値観を持っています。メンバーの個性を理解し、ゲームのキャラクター育成のように、適切な指導・育成を行うことで、チーム全体の能力向上につなげます。
チームメンバー間で意見の対立が発生することは、決して悪いことではありません。ゲーム中に起こる数々のイベントのように、対立を成長のチャンスと捉え、建設的な解決を目指しましょう。
これから、チームリーダーになる皆さん。すでに、チームリーダーになっている皆さん。初めてのチームリーダーで、不安な気持ちもあるかもしれませんが、チームマネジメントの基本を理解し、実践することで、プロジェクトを成功へと導くことができます。
現実は、ゲームのように思い通りには進みませんし、最初からやり直すこともできません。しかし、チームマネジメントの知識を知っているか・知っていないかによって、大きく変わるものだと私は思います。「なんとなく…」でチームをマネジメントするのではなく、マネジメントの根拠や理由を自分なりに腹落ちさせて、チームをまとめていきましょう。
初めてチームリーダーになる皆さんの第一歩を力強く後押しし、プロジェクトを成功に導くためのチームマネジメント研修が富士通ラーニングメディアにはあります。
【ライブ】ゼロから学ぶプロジェクトマネジメントの基本~チームマネジメント編~(ULF79R)
業種業務によらない、様々なプロジェクトで活用できるチームマネジメントの基本を1日間で学ぶことができます。
この研修を受講することで、皆さんそれぞれの目指すチームリーダーの「冒険の書」を手にすることができるのではないでしょうか。
富士通ラーニングメディアでは、システム開発に関わる方に対する初心者向けのプロジェクトマネジメント基礎研修から、経験者向けの応用研修まで、幅広いニーズに対応した研修プログラムをご用意しています。また、初めてマネジメントを学ぶ方向けのコースも用意しています。
プロジェクトマネジメントの知識を持っている人材は、どの会社においても、どの立場においても、必要不可欠です。プロジェクトマネジメントの知識を身につけたい方は、ぜひ富士通ラーニングメディアの研修をご検討ください。
初めてプロジェクトマネジメントを学びたい方は、下記の研修もお勧めです!
システム開発プロジェクトに参画経験がない初学者の方でも安心してご受講いただける業種・業務によらないプロジェクトの共通原則を学ぶコースです。
(コラム第1弾でご紹介したコースになります)
【ライブ】ゼロから学ぶプロジェクトマネジメントの基本(ULF73R)
(注1)これまで私が執筆したプロジェクトマネジメントや品質マネジメント、上流工程(要件定義)におけるコラムも是非ご覧ください。
これからも皆さんにとって有益な情報をお届けできるよう尽力します、今後のコラムも是非楽しみにしてください。
デジタル人材育成ソリューション事業本部
プロマネ品質上流チーム所属
吉田 千鶴(よしだ ちづる)
COBOLやメインフレームの研修講師を経て、近年はアジャイル研修の講師やシステム開発のプロマネも経験しています。美味しいコーヒーを飲みながらまったりする時間が好きです。
(2025/05/13)