みなさん、はじめまして。アイシンク株式会社の伊藤と申します。プロジェクトマネジメント研修を担当しています。
2000年創業のアイシンクは、プロジェクト成功に向けた研究に基づく研修をご提供しています。
現代のビジネス環境は、まるで予測不可能な天候のようです。AIなどの技術革新の嵐が吹き荒れ、市場の潮流は目まぐるしく変化し、世界中で不確実性の霧が常に漂っています。このような状況下で、プロジェクトを成功に導き、チームを持続的に成長させるためには、変化に柔軟に対応し、困難を乗り越える力、すなわち「適応力」と「回復力」が不可欠です。
今回は、PMBOK(R)7版にもある、現代を生き抜くために必須となる「適応力」と「回復力」を一日で集中的に習得できる特別な講座をご紹介します。
「適応力」とは、新しい状況や技術に対して、柔軟に変化し、対応していく力のこと、「回復力」は、予期せぬ困難や逆境に直面したとしても、立ち直り、再び前へ進む力のことです。
しかし、これらの力は普段、私たちが意識することは少ないかもしれません。
「言われてみればそうかもしれないけれど、具体的にどういうことだろう?」
「どうすれば自分のチームで高めることができるのだろう?」
そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本講座は、まさにそのような疑問にお答えします。そもそも「適応力」や「回復力」とは一体何なのか? その本質を深く理解することから始めます。
そして、それらをあなたのチームで効果的に高めていくための考え方や具体的な方法を、豊富なケーススタディを用いながら徹底的に解説します。
例えば、AIを活用した新素材開発システムプロジェクトの進行中に、競合企業の追い上げや、開発チームのスケジュールの遅延、チームのリソース不足などの複数の課題が発生したとします。
あなたがプロジェクトマネージャーに任命されたチームがこれらの課題に直面した場合、チームとしてこれらの課題に適応し、迅速に回復するためにどのような戦略を立てるのが良いか、本講座を通じて一緒に考えていきましょう。
本講座では、座学に留まらず、ケーススタディやグループワークを通じて、以下の3つの力を実践的に磨きます。
自分のチームの強みと弱みを分析して、様々な変化や試練に対処するための戦略策定と実行のリーダーシップを発揮でき、チームの成長を実感できるようになる
チームの「適応力」と「回復力」は、この図のように様々な要素と相互に関係しています。変化に対応し続ける強固なチームやメンタルモデル(経験から作られる、未来予測と行動のガイド)を築くことで「適応力」が培われます。
同時に、大小のトラブルに対処し克服する経験を重ねて「回復力」を強化し、強く進化するチームが築き上げられていきます。
変化が激しい現代にこそ必要な「適応力」と「回復力」。チームとして不確実性が高いプロジェクトを進めていくための新しい武器を、皆さんも獲得してみませんか?
今回ご紹介したコースは下記のコースです。この機会にぜひご受講いただき、チーム全体の適応力と回復力を高め、不確実な時代を乗り越えるための強固な基盤を築きましょう。
伊藤 健太郎
福岡市生まれ。
九州大学大学院(機械工学専攻)を修了後、日本鋼管株式会社(NKK、現JFEエンジニアリング株式会社)にて船用PCエンジンの製造、環境プラントの国内・海外プロジェクトに従事。
2000年5月アイシンク株式会社創立。
プロジェクトマネジメント研修およびコンサルティングを実施。PM学会や防衛省、大学などで講演も行っている。
主な著書
「成功するプロジェクトマネジメント」中央経済社
「なぜプロジェクトは失敗するのか」「なぜプロマネはチームを壊すのか」日経BP社
「狩猟型プロジェクト・マネジャーの哲学」生産性出版
(2025/06/05)