変化の時代に取り残されないために!変化を成功に導く「チェンジマネジメント」を解説!

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皆さん、こんにちは!
富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業本部の吉田です。
私は現在、プロマネ品質チームに所属し、日々プロジェクトマネジメントの知識習得に励んでおります。そして、機会があれば、少しずつ経験も積んでいます!

私が執筆したプロジェクトマネジメントのコラム、第1弾は業種業務によらないプロジェクトマネジメントについて、身近な引っ越しを例に解説しています。また、第2弾はプロジェクトマネジメントを学ぶ上で必須知識であるPMBOKガイド第7版の一部を、こちらも身近な引っ越しを例に解説しています。
是非、こちらもご覧ください。

■第1弾:プロジェクトマネジメントの知識が必要なのは、システム開発の時だけじゃない!?引越にも役立つプロマネ共通知識を解説

■第2弾:プロジェクトマネジメントを学ぶ人は何故PMBOK(R)を学ぶのか?身近な例でPMBOK(R) 第7版を最短解説!

さて、皆さんはチェンジマネジメントという言葉を聞いたことがありますか?
チェンジマネジメントとは、組織(会社や部門)、プロジェクト(チーム)、個人の変革を成功に導くためのマネジメント手法のことで、変化の激しい現代社会において、企業やチーム、個人が成長し続けるためには欠かせないものです。
今回は、注目のマネジメント手法である「チェンジマネジメント」についてお伝えします。

何故「チェンジマネジメント」が注目されているのか?

チェンジマネジメントは、組織や個人が変化を受け入れ、適応し、成功させるための計画的かつ体系的なプロセスと言えます。単に変化を起こすだけでなく、変化をスムーズに進め、その過程で生じる抵抗を最小限に抑え、最終的に目標を達成することを目指します

現代社会では、変化は避けられないものです。現に私たちを取り巻く環境は、ここ数年で大きく変わりました。例えば、約4年前の新型コロナウイルス流行は、私たちの生活や仕事の仕方に大きな影響を与えました。オフィスで働くことが当たり前だった時代から、自宅で仕事をする在宅勤務が急速に広まりました。しかし、在宅勤務ではチームメンバーがどんな状況で仕事をしているのか把握しづらくなったり、チームでコミュニケーションを取りにくくなったりするなど、新たな課題も生まれました。

新型コロナの流行だけでなく、近年はテクノロジーの進化やグローバル化、市場の変動など、現代社会は常に変化し続けています。このような変化に迅速に対応し、生き残っていくために、変化をスムーズかつ効果的に進めるための方法を皆が必要としているのです

そこで注目されているのが、チェンジマネジメントです。変化のスピードが加速する現代において、チェンジマネジメントは不可欠なものなのです。

具体的に、チェンジマネジメントが注目されている理由は下記の通りです。

1.変化の加速:

  • テクノロジーの進化は目覚ましく、AIやIoTなどの新しい技術が次々と登場しています。
  • グローバル化が進み、競争が激化しています。
  • 顧客のニーズも多様化し、変化しています。

2.変化への抵抗:

  • 変化は、従業員にとって不安や抵抗を生み出す可能性があります。
  • 新しいシステムやプロセスへの適応に苦労する人もいます。

3. 変化の成功率:

  • 変化を成功させるためには、適切な計画と実行が必要です。
  • 従業員の理解と協力を得ることが重要です。

4. 変革マネジメントの重要性:

  • 変革マネジメントは、変化をスムーズに進めるためのプロセスです。
  • 従業員へのコミュニケーション、トレーニング、サポートを提供することで、変化への抵抗を減らし、成功率を高めます。

5. 競争優位性:

  • 変化にうまく対応できる企業・人材は、競争優位性を獲得することができます。
  • 変化を恐れずに、積極的に新しいことに挑戦する企業・人材が生き残ります。

変化に対応することは、企業においても、以下の点で注目していることに繋がります。

  • 従業員のエンゲージメント向上:
    変化への理解と参加を促すことで、従業員のエンゲージメントを高めることができます。
  • 組織のイノベーション促進:
    変化を恐れずに、新しいアイデアや発想を歓迎する文化を醸成することで、組織のイノベーションを促進することができます。
  • 企業価値の向上:
    変化への対応力強化により、企業価値を高めることができます。

チェンジマネジメントは、単なる変化への対応ではなく、企業や個人の成長と発展を促進するための重要な戦略となっているのです。

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変革を推進する皆さんへ

変化の激しい昨今、企業も個人も変革が必要です。特に、組織やチームの変革を目指すには、メンバーが一丸となって取り組む必要があります。チェンジマネジメントを駆使し、リーダーとしてチームを変革したい方、メンバーとしてチーム変革を起こしたい方、富士通ラーニングメディアの研修をおすすめします。

【集合】ボードゲームで学ぶ!チーム変革、チェンジマネジメントワークショップ(UAR34L)
★2024年9月25日提供開始★

仕事の流れをボードやカードを使いながら、チェンジマネジメントを体験するワークショップです。チームで仕事を進める中で、より効率的な業務のやり方は何か、何を意識すべきか、どんな立ち振る舞いが必要か等、チェンジマネジメントの視点で考えていきます。
変革を推進したいけど、具体的なやり方が分からなくて困っているリーダーやメンバーの皆さんの悩みを解決するヒントを学習できます。

前述したように、組織やチームの変革には、メンバーが一丸となって取り組む必要があります。本コースを通して、様々な会社の方々からの意見を聴くことも大変参考になります。また、同じ会社内での研修も、一丸となって変革していくためにはとても有効と言えます。
本コースは個別研修も提供可能です。気になる方は、是非お問合せください。

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プロジェクトマネジメントのコース紹介

富士通ラーニングメディアでは、システム開発に関わる方に対する初心者向けのプロジェクトマネジメント基礎研修から、経験者向けの応用研修まで、幅広いニーズに対応した研修プログラムをご用意しています。
プロジェクトマネジメントの知識を身につけたい方は、ぜひ富士通ラーニングメディアの研修をご検討ください。

<システム開発のプロジェクトマネジメントを習得できるコース>
※原理原則ベースのプロマネ手法を学ぶ研修
【ライブ】知っておくべきプロジェクトマネジメント(PMBOK7版)(ULA46)
【ライブ】じっくり学ぶプロジェクトマネジメント(PMBOK7版)(ULA47R)
※プロセスベースのプロマネ手法を学ぶ研修
【集合】プロジェクトマネジメントの基礎(UAR11L)
【集合】プロジェクトマネジメントの技法(UAR21L)

 ※各コースの詳細は「富士通ラーニングメディア プロジェクトマネジメント」で検索ください。

これからも皆さんにとって有益な情報をお届けできるよう我々も尽力いたします、今後のプロジェクトマネジメントに関するコラムも是非楽しみにしてください。

執筆者紹介

ナレッジサービス事業本部 プロマネ品質チーム所属
吉田 千鶴(よしだ ちづる)

COBOLや汎用機の研修講師を経て、近年はアジャイル研修の講師やシステム開発のプロマネも経験しています。美味しいコーヒーを飲みながらまったりする時間が好きです。

(2024/08/29)

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