こんにちは。富士通ラーニングメディア 中村です。またまた2週間ぶりの登場になります。
今ご覧いただいているこのブログは、計4回の連載記事として執筆したのですが、ブログ担当のたくらみ(?)で隔週になっています。
というわけで、皆さんとは1ヶ月間のお付き合いの予定が、合計2ヶ月に延びています。もう少しの間、こんな ↓ おじさんにお付き合いくださいね。
さて、今回は私が実際に見てきた階層別の人材の特徴を、"次世代リーダー・課長クラス"にフォーカスをあててお話をしてみようと思います。
「【集合】ビジネスリーダーの考動実践ワークショップ2~ビジネス視点拡大と価値創出~」(UOT42L) 2日間
このコースでは、新商品・サービス創出の基となる自社の強みを分析し、外部/内部環境分析を行い、ご自身が本当にやりたい新商品・サービスを検討していただきます。また、それを実現する上で恐らくは最大の障壁となるであろう、ステークホルダーの抽出と攻略方法を検討していただきます。
このコースの演習は、全てご自身の実務を題材として進めていただきます。
したがって、オンサイトトレーニング(お客様先での個社別研修)でのご要望が多いコースです。自社の新商品・サービス創出を本気で考えられますからね。
もちろん、定期講習会としても実施していますが、定期講習会は研修サービス、オンサイトトレーニングでは実務支援サービスという要素が強まります。
図1:新商品・サービス創出の大まかなプロセスの例
この演習をやっていただいたところ、多くの次世代リーダー・課長クラスには以下のような特徴が見られました。
お世辞抜きで、有能な方が多いです。ご自身の経験や専門力に自信とプライドがあり、ご自身の力でお客様からお仕事をいただいているというのがよくわかります。結局、企業のカンバンを支えているのは、そういった一人ひとりのプロの方々なんですよね。
一方、今担当されている業務や、そのステークホルダーのことはよくご存知なのですが、競合他社や、市場全体のことに関する意識が不足している様子がうかがえます。
厳しいことを言えば、「あなた方がやっていることは後進に任せ、あなた自身はもっと"ビジネス"で力を発揮しなければならないのでは?」と感じます。
コア・コンピタンス、PEST分析、3C分析、SWOTマトリクスなど、経営戦略的な知識について解説すると高い興味を示し、演習でそれを取り入れて検討しようとします。
いろいろな仕事を通じて、ビジネス的な視点が身についている表れでしょう。
ただ、経営戦略に関して事前にきちんと勉強をされた方は少なそう。「用語は知ってるけど、実務でどう使うのか・・・」という感じ。正しく理解すれば検討に適用できる方々だから、なおのこともったいない!
このクラスの方々にこそ、経営戦略の知識をしっかりと身につけ、それを実務で活用していただきたいと思います。
図2:ビジネスを意識するなら身につけたいアンテナ
さあ、次回は最終回、部長クラスの特徴についてです。お楽しみに!
最後に、今週のオススメ書籍のコーナーです。
「ビジネスプラン策定シナリオ」
HRインスティテュート(著) 野口吉昭(編)
出版社:かんき出版
(ISBN-10: 476125954X、ISBN-13: 9784761259549)
2014年現在、四捨五入すると五十路という事実から目をそむけ続けている。若く見られたい一心で、40歳から 年甲斐もなくインラインスケートのトリックスラロームという X-SPORTに取り組み、今なお現役選手。2013年、 まさかのこのトシで東京国体出場を果たし、第4位にランクイン。 しかし、スケートを滑っているとき以外は体を動かすたびに 「あいたたたた・・・」と口走る、年相応のおっさんである。
(2014/03/20)
カテゴリ