第1回:「熊大通信」を開始します!

  • 理論・研究

「熊大通信」は、2010年8月~10月に掲載した記事を、再度お届けするものです。

当時、熊本大学大学院・修士課程にて学んでいた当社社員が、11回に渡ってお届けしていました。

同社員が、2012年3月に修了したことをきっかけに、
2012年8月2日から新しく「チャレンジの連鎖から世界が広がる(社会人修士体験記)」を掲載します。

その関連記事として、熊大通信を再度掲載しました。よろしければお読みください。

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第1回:「熊大通信」を開始します!(2010年8月17日号)

はじめまして。企画・マーケティング担当の佐藤です。

ソリューション営業の千葉です。

今まで本ブログで、人材育成の現場でのお話や、技術動向のお話を中心に、コースの紹介など当社社員の様々な取り組みをご紹介してきました。
さらに今回からは教育設計手法と教育現場における活用法をご紹介していきます!
 
お客様に良質のサービスを提供するために、どのような取り組みを行っているのか。また、教育研究の分野では、今どのようなことが話題か、などを発信していきます。
 
これから毎週火曜日更新の連載でお届けしてまいりますのでよろしくお願いいたします。

【インストラクショナルデザイン】

皆様はインストラクショナルデザイン(ID:Instructional Design)という言葉をご存知でしょうか?

IDとは教育設計、つまり、より学習効果の高い学習環境を設計(デザイン)するための考え方です。

このIDの理論やモデルを使って学習環境の分析・設計・開発・評価などを行う人をインストラクショナルデザイナーと言い、アメリカでは専門職として地位が確立されています。

IDは日本でもここ5年~10年の間で徐々に企業や教育機関で普及してきており、教育に携わる方は知っておいて損はないキーワードです。

(ご参考)

Wikipedia - インストラクショナルデザイン

【熊大教授システム学専攻】

このIDの専門職を日本でも養成するため、平成18年に熊本大学大学院に教授システム学専攻が設置されました。

教授システム学専攻では、学習環境としてeラーニングに着目し、教育効果・効率・魅力の高いeラーニングを開発・実施・評価できる高度専門職業人の養成を目標としています。

当社ではお客様に最高水準の知のサービスを提供するため、この教授システム学専攻に毎年度社員が就学し、最新の学習理論(心理学)やメディア、情報技術などを学んでいます。

今年の4月には私と千葉が教授システム学専攻に就学いたしました!

ちょうど1年次の前期過程が終了するにあたり、振り返りも兼ねて私たちがどの様なことを学んでいるのか、最新のID理論、教育研究の情報などをお伝えして参ります。

題して『熊大通信』。お楽しみ頂ければ幸いです。

(ご参考)

熊本大学大学院 教授システム学専攻

【自己紹介】

最後に、熊大通信を担当する2名の簡単な自己紹介と熊大通信への意気込みを語りたいと思います。

佐藤:
熊大通信を担当させていただきます佐藤です。
IT研修講師、Webアプリケーションのフレームワーク開発職を経て、現在は企画・マーケティング業務を担当しています。

日頃からお客様にとってより良い学び(集合教育やeラーニング)を提供するには、提供するサービスや学習コンテンツを正しく公正に評価できることが大事だと考えています。
ID(主に学習評価)について学ぶことでお客様の目線に立った学習評価ができるようになると考え、4月から教授システム学を専攻しています。
IDの理論を誰でもわかる言葉でご紹介できればと思っています。よろしくお願いします。

千葉:
同じく熊大生の千葉です!
当社ではWebアプリケーション開発の新人研修講師を経て、現在は流通系(百貨店・運輸など)のお客様を中心に営業としてお付き合い頂いております。

ソリューション営業のメインミッションは「お客様の問題解決」だと常々思っており、その為の学問的裏づけや手法・理論などの手材料を増やしたいという想いから通学を決めました。
皆様方の日々の人材育成に関する疑問や問題意識を掘り下げ、学問的見地から解決策を探すということを念頭に、今すぐ役立つ情報をご提供していきたいと思います。

佐藤&千葉: 『熊大通信』をお楽しみに!

(2010/08/17)