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eラーニングの作り方を徹底解説【5つのステップと3つのポイント】

更新日:2020年01月29日
  • eラーニング

自社独自の研修内容を、eラーニングで社員に学ばせたい場合など、オリジナルのeラーニングコンテンツを制作する必要があります。

このような課題はありませんか

  • eラーニングってどのように作ればいいのだろう
  • わかりやすいeラーニングを作りたい
  • 学習効果の高いeラーニングを作りたい

本記事では、eラーニングのプロである当社のコンテンツの受託制作の流れをベースに、eラーニングを作る方法を詳しく解説します。

ご自身でeラーニングコンテンツを作る場合はもちろん、制作を委託する際の参考にしてください。

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目次

eラーニングの作り方を5つのステップに分けて解説

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まず、eラーニングの作り方の全体の流れをみていきましょう。

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eラーニングの作り方5つのステップ

  • ステップ1:対象者と目標を整理する
  • ステップ2:教える内容を考える
  • ステップ3:設計書を作る
  • ステップ4:コンテンツ制作
  • ステップ5:品質検査

ステップ1:対象者と目的を整理する

1つ目のステップは、「対象者と目標を整理する」ことです。

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eラーニングの制作を進める中で、「あれも教えたい、これも教えたい」と色々と学習内容を盛り込んでしまい、誰を対象としたコンテンツなのか、学習を修了すると何ができるようになって欲しいのか、どんな環境で学習するのかなどが不明確になってしまうことがあります。

そうならないためにも、今回作ろうとしているeラーニングの学習対象者(レベル、前提条件)、コース概要、学習目標、学習目標の達成度の評価などを事前に整理する必要があります。 また、この段階で受講環境や学習管理システム(LMS)などのインフラ面も確認しておき、eラーニングをスムーズに運営開始できるように準備を進めましょう。

本ステップで明確にすべき8つの項目をご紹介します。

確認項目詳細
1.概要 学習内容の概要を明確にします。
2.学習対象者 学習する対象者を明確にします。 対象者が不明確だと、学習内容に過不足が生じたり、難易度にばらつきがでます。
3.前提条件 学習対象者がこのコンテンツを学習するための条件を明確にします。 例えば、掛け算を学ぶ前に足し算を習得している必要があります。この条件を満たさないと、学習内容を十分に理解できません。
4.学習目標 このコンテンツを学習した結果、どのような知識やスキルが習得できるかを明確にします。学習目標は、「○○できる」のように行動できる目標とすることで目標を達成したかを判断することができます。
5.学習目標の達成度の評価 学習目標が達成できたかをどのように評価するかを明確にします。 評価は、レポートやテストを実施して、判断します。
6.学習時間 このコンテンツを学習する目安時間を明確にします。学習時間によって、制作するボリュームがある程度決まります。
7.受講環境 制作したeラーニングコンテンツを学習する環境を明確にします。ネットワーク回線が細い、特定のブラウザしか利用できないなど、制作する上での制限事項となる場合があります。
8.スケジュール 各工程のスケジュールを明確にします。スケジュールの項目としては、要件定義、原稿作成、設計書作成、コンテンツ制作、検査などがあります。各工程の担当者(役割)も合わせて、明確にします。

ステップ2:教える内容を考える

2つ目のステップは「教える内容を考える」ことです。

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学習内容から教材の構成を作り、学習内容を目次レベルに落とし込みます。また、学習目標の到達レベルを判定するためのテストも作成します。

本ステップで教材の構成をじっくり考えないと、コンテンツが完成してから「何か違う」と感じることになりかねません。

ステップ1「対象者と目標を整理する」で整理した学習目標を達成するための学習内容はどういったものなのかを考え、教材の構成に落とし込んでください。

また、学習目標の達成度を計るためにどういったテストが良いか、内容と実施タイミングも考えましょう。

テストは学習前、学習途中、学習後に実施する場合があります。学習前にテストを実施することで、受講者のレベルに応じて、学習内容を絞ったり、学習量を調整できます。

テスト作成は学習内容とそのレベルを明確にする上で、非常に大事な要素です。

最後に、洗い出した学習内容を目次レベルまで落とし込み、コンテンツの目次を完成させます。

ステップ3:設計書を作る

3つ目のステップは「設計書を作る」ことです。

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「こういうeラーニングを作りたい」という原案から、どのようなコンテンツにするか、完成イメージを関係者と共有するために作成するドキュメントが設計書です。

具体的には、目次構成の項目ごとに学習内容をまとめて、それをどのようにコンテンツの画面として見せるかをPowerPoint等に記述していきます。

PowerPointの原稿では、スライド1ページがコンテンツの1画面に相当することが多いので、詳細設計の作業としては、スライドの内容やノート部分の説明文の内容を整理することが中心になります。

次の絵は、PowerPoint原稿の例(例:情報セキュリティ研修)です。

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この例では、原稿内の用語のばらつきが目立ちます。

資料を寄せ集めて作られた原稿の場合、「情報セキュリティー」「情報セキュリティ」「情報システムセキュリティ」のように用語が統一されていないことがあります。

また、「情報セキュリティ事件・事故」「情報セキュリティ事故・事件」「情報セキュリティ事故や事件」のように表現が揺れていると、学習内容に集中できない原因になります。

配色やデザインについても同様です。同じページ内で原因を○で囲み、結果も○で囲む、これではどういった属性の情報なのか分かりにくくなり、学習の妨げになります。

こういった内容を整理し、アニメーションの動きが必要な場合はその指示を加えることで、次のような詳細設計書ができあがります。

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これは簡単な例ですが、学習内容とは関係ないところでつまづいたり、飽きさせずに学習けるためには、このような配慮と対応が必要です。

ステップ4:コンテンツ制作

4つ目のステップは「コンテンツ制作」です。

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このステップでは、静止画や動画、音声やアニメーションなどの様々なマルチメディア素材とツールを使ってイメージをeラーニングのコンテンツに変換していきます。

コンテンツ制作には、作業の手間と時間がかかります。

音声や動画の扱いが手軽にでき、ユーザーのアクションに合わせて多彩な動きが指定できるツールを用いて、PowerPoint原稿をアニメーション動画として作成する、ということもできます。

しかしながら、そういった作業を実施する手間が大きすぎると考える企業も多くいらっしゃいます。

その場合、例えば、当社が提供しているKnowledgeC@fe コンテンツ変換オプションでは、PowerPointの原稿をそのまま学習コンテンツに変換するやり方で制作できます。

このKnowledgeC@fe コンテンツ変換オプションは、ブラウザ上でPowerPointの原稿をアップロードするだけで簡単に学習コンテンツに変換でき、内容の更新などのメンテナンスも内製化できます。

コンテンツ制作では、学習目的にあったコンテンツを制作コストにも配慮して完成させることが重要です。

ステップ5:品質検査

5つ目のステップは「コンテンツ制作」です。

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品質検査とは、「お客様と合意した要件や設計書と差異はないか」「学習内容に間違いはないか」「テストに不備はないか」といった内容を各工程で作成された設計書や原稿と照らし合わせながら、また制作されたコンテンツの動作を確認しながら、製品として内容に不備がないかを検査する工程です。

品質検査の注意点として、制作者は学習内容を理解しながらコンテンツの制作をしているので、記載された内容を知識で補完しながら読んでしまったりする「教える側に近い感覚」になる場合があることです。

教える側に近い感覚で品質検査をしてしまうと、微妙な言い回しや、誤字・脱字を見落としてしまうことがあります。

そういった部分を第三者が検査することで補い、品質を向上させることができます。

当社で実施する場合は、「誤字脱字がないか」や「コンテンツが仕様通り正しく動作するか」といった基本レベルの検査を行います。

さらに、「記載されている内容が受講者にとってわかりやすい記述になっているか」や「テスト問題が説明内容とマッチしているか」など、お客様の要求事項に製品が適合しているかどうかを学習者の視点で検査を実施しています。

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ここまで、eラーニングの作り方について、全体像とそれぞれの工程を解説しました。

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効果を高めるポイントを押さえたeラーニングコンテンツの作り方

el-h2.002.jpeg次に、効果を高める3つのポイントをご紹介いたします。

効果を高める3つのポイント

  1. シンプルなコンテンツ作り
  2. 受講者のやる気を引き出すインタラクティブな仕掛け
  3. 効果測定からの継続的な改善

1.シンプルなコンテンツ作り

eラーニングのコンテンツを作ろうとしたら、あれもコンテンツに入れたい、これも入れたいと、どんどん内容が肥大化してしまう場合があります。その結果、当初設定した学習目的から外れてしまったり、目的があいまいなコンテンツになってしまう可能性があります。

本来の学習目的に沿ったコンテンツをシンプルにまとめることが大切です。

2.受講者のやる気を引き出すインタラクティブな仕掛け

eラーニングは、コンテンツにもよりますが、最初から最後まで1人で受講します。

1人で受講するスタイルのeラーニングは、本人の学習意欲が高い場合はよいですが、意欲が低い場合は継続しない要因になります。

最近はSNSも定着して、インターネット上でのコミュニケーションに慣れている人が多くなっています。

eラーニングでも同じ教材に対してディスカッションをしたり、お互いの提出物に対してコメントをしあうなど、インタラクティブなやりとりができるコンテンツも増えています。受講者同士や講師と受講者のコミュニケーションが発生する仕組みを取り入れることで、受講者をやる気を引き出すのは有効な手段と言えます。

3.効果測定からの継続的な改善

eラーニングのコンテンツを作ったら、それで終わりではありません。

もし、そのコンテンツで来年度も研修を行うのであれば、効果測定を行い、フィードバックに基づいて改善をすることが大切です。

継続的にコンテンツを改善することで、学習効果の高い内容になっていきます。

さらに、LMSを活用すると、よりeラーニングを効果的に実施できます。

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