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【いま求められる人材】海外マニアの小田が行く、ASTD体験記(2)~これからのキーワードはこれだ!「神経科学」と「キュレーション」!~

[2014年6月19日]

みなさん、こんにちは。
富士通ラーニングメディアでeラーニングの企画・運営を担当している小田です。

今年もASTD(American Society for Training & Development;米国人材開発機構)の主催するカンファレンス(ASTD International Conference & Exposition;人材開発国際会議)が、2014年5月4日(日)~7日(水)に米国ワシントンD.C.のワシントンコンベンションセンターで開催されました。今回ASTDカンファレンスに参加しましたので、先週にひきつづき最新情報などをお伝えしてまいります。

 

講師画像

第一ラーニングサービス部:小田 有希子

eラーニングの企画・運営担当。元は大手電機メーカー情報システム部の社内SE。ギークというほどではないが、新しいwebサービスが気になる性格で、保持しているSNS上のアカウントはFacebook、LinkedInをはじめ十数個。英語の技量はともかく、海外が大好き。もちろんeラーニングも大好き!

さて、今回は、セッションで気になったキーワードの中から、今回最も注目度が高かったと思われる「ニューロサイエンス」と「キュレーション」について、ご紹介します。


<ニューロサイエンスって、人材開発とどのへんが関係あるの?>

「ニューロサイエンス」は、「神経科学」と訳されます。リケジョとは程遠い私からすると、科学のチカラが人材育成にどのように関係するのか、さっぱり想像できませんでした。しかしながら、セッションの様子をあとから聞いたり調べたりすると、なるほどと思う部分も多数ありました。

 

イメージ図

 セッションの様子

学びの分野でのニューロサイエンスは、学習やパフォーマンスに影響を与える脳の特性やパターンを理解し、記憶と感情の関係性を紐解くことを人材育成に活用するものです。たとえば、記憶には短期記憶と長期記憶の2種類があり、長期記憶に残ることで行動に現れるそうです。長期記憶に定着させるには、ある一定期間を置いて復習したり、クイズなどの違った形で再度学習することが有効であるとわかっています。またこのとき、学習者のポジティブな感情が加わると、長期記憶の強化につながるとのこと。今後この分野の研究がさらに進んでいくと、従業員のパフォーマンスを効率よく向上させるためには、メンタリングやコーチングについても重要視されるかもしれませんね。

<キュレーションサービスって、どんなものなの?>

「キュレーション」という言葉は、最近になっていろいろなところで見かけるようになりました。本来キュレーターとは、美術関連の「学芸員」に近いもので、美術館や博物館でどの美術品をどういう切り口で展示するかをプロデュースする人たちのことを指します。では、情報社会におけるキュレーションとは何でしょう。
あるセッションで、「web検索をして、自分にとって有益であろうとなかろうとヒットした結果が"コレクション"だとすると、"キュレーション"ってなんでしょう」という問いがありました。そこでの答えは、「コレクションは、その分野の有識者がある切り口で集めたり、一言を添えたりすることで付加価値がつきます。その付加価値のついた情報を提供するのがキュレーションです。」というものでした。キュレーションの考え方や技術を利用すれば、膨大な情報から学びたい人が学びたい内容を的確に把握し、効率よく選択できるようになるかもしれません。
キュレーションサービスを提供している会社は既にあるとはいえ、ビジネスとしてはまだ確立されていない状態のようなので、今後の業界動向から目が離せません。当社としても取り組んでいきたい分野の一つです。

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さて、最終回では、EXPO会場で見たこと、感じたことを中心にご紹介いたします。

 

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