1. ホーム >
  2. ブログ ~人材育成最前線~ >
  3. 【いま、求められる人材】日本より進んでいる?韓国のeラーニング最新動向★バラエティに富んだ韓国の学習コンテンツ!

【いま、求められる人材】日本より進んでいる?韓国のeラーニング最新動向★バラエティに富んだ韓国の学習コンテンツ!

[2012年12月 6日]

みなさん、こんにちは!富士通ラーニングメディア・中部ソリューション部の太田です。
中部地区の研修全般(集合およびeラーニング)の企画から運営までを担当しています。

私は、2012年9月に韓国を訪問しました。
目的は以下の2つです。
1.ソウルで開催されたe-Learning Korea 2012:Expoへの参加
2.韓国の企業や学校現場におけるeラーニング活用事例の視察

今回の訪問を通して、韓国におけるeラーニングへの取り組みやデジタル教材の使われ方などを、実際に目で見て肌で感じてきました。

この視察の報告として、韓国のeラーニングの最新動向、活用事例などを4回にわたりお届けしています(毎週木曜日掲載)。
2回目となる今回は、アジアの中でも先行しているといわれるeラーニングのコンテンツについてお話しします。

<五感を使って楽しめる、3D図鑑>

e-Learning Korea 2012:Expoで特に印象に残ったコンテンツは3Dを使用したものでした。

五感で学ぶ「3D図鑑」
テーブルの上に置いてあったのは、蛙やカワウソなどの生物の写真が載った図鑑(書籍)。
普通の図鑑と違うのは、図鑑の前にモニターとカメラが置かれ、コントロールカードがついていたことです

20121206_1
コントロールカードを図鑑に近づけると、そのページに載っている動物がモニター上に3Dで映し出されます。
そしてコントローラーカードを動かすと、いろいろな角度から観察できます。
手元のコントローラーカードが、カワウソのページのモニター上では、魚として映り、口の前に魚(カード)を持っていくと食べさせることができました。
また、蛙のページでは、マイクから蛙の鳴き声が聞こえてきました。
このように、五感で生物の生態を知ることができる仕組みになっていました。

まだ実験段階ということでしたが、車のエンジンを3Dで画面に表示、モニターを手で(タブレット端末のように)触ることで、エンジンが回転し、さまざまな角度から見ることができるコンテンツの展示もありました。
このコンテンツはさらに、パーツを分解、組み立てができるようにもなっていました。
今後、企業や工業高校において、実物を使う前の練習教材としての利用が期待されるのではと感じました。

<ゲーミフィケーションで楽しく学習>

次に、視察した企業(子ども向け英会話学校)で印象に残った英語学習用コンテンツをご紹介します。
この会社のコンテンツは、韓国キャリア3社から最優秀賞に選出されました。
特徴はゲームの要素を取り入れた「ゲーミフィケーション」に着目していることです。

子ども向け英語学習コンテンツ
この会社のコンテンツは、子どもが楽しみながら英語を学べるように、ゲームの要素を多く取り入れていました。
たとえば、発音を身に付けるコンテンツは、ロケットを飛ばすゲームです。
ディスプレイに出てくる英文を、マイクに向かい発音すると、上手な発音であればロケットがスピードを増し、遠くへ飛んで行きます。
発音がおかしいと失速して落ちていきます。(発音のチェックは音声認識ソフトを使用していました)

20121206_2
このほかにも、さまざまなゲーム形式のコンテンツがありました。
どのような種類のゲームだと学習効果が得られるのかを分析した上で設計しているそうです。

<大人向けのコンテンツでも、アニメーションが一般的>

韓国では、大人向けのコンテンツにも娯楽性が取り入れられています。
学校の先生向けのコンテンツを作成・提供している企業で、いくつか視聴させていただきましたが、アニメーションを多用したつくりとなっていました。

韓国の地理を学習できる教師向けのコンテンツ
受講者が作った自分専用のキャラクターが、オンライン上にある韓国の名所を歩きまわるゲーム感覚のコンテンツがありました。

20121206_3
キャラクターは、まるでバーチャルアイドルのようで、3D映像を多用して表示される名所をめぐりながら、韓国の地理を学習できる仕組みです。
このコンテンツでは、数名のキャラクターが登場し、「今から○○に出かけましょう」というようなストーリー仕立てで学習が進みます。
途中、確認のためのクイズがあったり、コメントを書き込むとコンテンツに反映されたりします。
また、学習者が新たな名所情報をアップすることで、中身がより充実し、情報共有が進むつくりになっていました。

このような各教科に関するコンテンツに加え、校内暴力やゲーム中毒といった子どもをとりまく社会問題についてのコンテンツも充実しています。
いずれも、アニメーションを使ったり、有識者の話を撮影して流したりすることで、大人でも楽しみながら(飽きずに)学習できる教材になっていたのが印象的でした。

<"楽しく継続"を重視している韓国のeラーニングコンテンツ>

今回の韓国視察で当社が注目したのは、コンテンツ作りにおける日本との違いです。

韓国のeラーニングコンテンツは、アニメーション仕立て、クイズの活用、みんなで学ぶスタイル、ゲーミフィケーションなど、「みんなで楽しく、継続して学習する」という部分に焦点を当てたものが(日本より)多く感じられました。

また、単にコンテンツを提供するだけでなく、受講者がコメントを書き込んだり、他の受講者と交流を図ったりができるコミュニティの機能を積極的に取り入れていました
コミュニティには、他の受講者が書き込んだコメントを読むことで、新たな気づきを得られるというメリットがあります。
継続して学ぶための仕掛けについては、次回以降、具体的な事例をご紹介していきますのでお楽しみに!

※次回は12月13日にお届け予定です。
更新は、当社のメールマガジン『KnowledgeWing通信』でお知らせしています。
お見逃しのないように、ぜひ、メールマガジンへご登録ください。
http://www.knowledgewing.com/kw/nurture/mailmag.html

月別アーカイブ