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【いま、求められる人材】アジアにおける人材育成★ハブ的機能で発展するシンガポール

[2012年2月16日]

こんにちは!富士通ラーニングメディア・ソリューション本部の森です。

日本企業のグローバル化を進める中で、東南アジアの国々との関係構築が急務となっています。

ひとことで東南アジアといっても、実は、国ごとの国民性や文化、人材教育の方法がまったく違うのです。

前回ご紹介したベトナムでは、IT人材不足が課題でした。

日本企業として、何らかのビジネス参入の可能性が大きいと感じたのに対し、シンガポールはすでに完成された国である印象を強く受けました。

今回は、そんなシンガポールの人材育成事情についてお伝えしてまいります。

<世界各国の流通拠点>

シンガポールの国土面積は、日本の琵琶湖とほぼ同じ。人口密度は世界で第2位です。

20120216__3 その小さな国の中に、人・物・情報・サービスのすべてが集約

さらに、シンガポールを拠点に世界中に広がっていく、中継地点として重要な役割を持っています。

アジアの流通の要として、世界各国から大きな注目を集めているのです。

すでに世界各国の大手企業が続々と参入。欧米の企業であれば、アジアへのビジネス展開の拠点にシンガポールを目指します。

アジアの企業であれば、欧米へのビジネス展開の拠点としてシンガポールを求めるのです。

世界各国の企業が、自社のハブ的な役割を担う地域として、シンガポールを大きく活用しています。

<シンガポールで求められる人材>

シンガポール国民は、非常に勉強熱心。

当たり前のように英語を話し、中国語をはじめとした多言語対応可能な人材も揃います。

さらに、発展好調なシンガポールは、ベトナムやフィリピンの人々にとって貴重な出稼ぎ先でもあります。

次々と優秀な人材が入り込んでくるため、企業側も大きなメリットを感じているようです。

そんなシンガポールで求められているのは、欧米の仕事の進め方をじゅうぶんに理解しつつ、それをアジア流へと転換し伝えていけるような人材。

柔軟性が高く、器用で強いリーダーシップが、人材にも期待されています。

<シンガポールの人材育成の今>

繰り返しになりますが、シンガポールは東南アジアで最も先進性があり、早い段階から多くの欧米諸外国が進出してきました。

その世界中の有名企業を求めて、ベトナムやフィリピンなどアジア各国から有能な人材が集まってきます。

シンガポールは、このようにして多民族性のある国へと進化してきました。

参入している欧米の某大企業では、すでに自社内で確立された人材育成体系を、そっくりそのままシンガポール版として適用しているようです。

そのような状況下において、単純な技術研修やビジネス研修は必要とされず、オリジナリティの高い研修プログラムが求められます。

当社のような人材育成会社が、教育サービスを提案する場合にも、じゅうぶんなオリジナリティが期待されることになるのです。

そんななか、クライアントごとにカスタマイズした教育プログラムを提供し、成功しているのが人材育成会社S社です。

企業戦略・セールスマネジメント・プロジェクトマネジメントなど、さまざまな研修テーマにおいて、企業ごとのオリジナル研修プログラムを組み立てます。

また、設立以来40年間以上にわたり積み重ねてきたビジネストレーニング&コンサルティング事業の実績を活かして、クライアントの業務に密着した研修プログラムを提供、目に見える形での成果を出しています。

コンサルティングの具体的な方法として、まず、1社1社に対して丁寧なヒアリングを実施。クライアントが抱えているニーズや問題点を細かく探っていきます。

さらに、そのニーズや問題点を細かく咀嚼(そしゃく)したうえで、クライアントの業務に密着したオリジナル性の高いプログラムを作成していくのです。

また、演習やケーススタディなど、研修用のシミュレーターも豊富に揃っています。プログラムは、英語はもちろん中国語でも提供しており、2000年以降、中国にも進出しました。

20120216_02_2

<次世代の人材を育成するために>            

フィリピンやベトナムなど、特定国へのグローバルビジネス化を考えた場合には、その国へビジネスを展開するのが1番の近道です。

一方で、東南アジア全般へのグローバルビジネス化を検討するのであれば、まずはシンガポールに拠点をおくこと。

もしくは、シンガポールでパートナーを見つけておくことが、効果的な方法かもしれません。

東南アジアまわりの複数の中小企業を束ねるヘッドクオーター(司令部・本部)となる企業も多いのですが、その多くが欧米諸国の大企業。

一時期、シンガポールに拠点を構える日本企業も多かったのですが、複数の企業が、不況の流れとともに撤退を余儀なくされました。

そういった点において、日本は、やや遅れをとっている感じも否めません。

東南アジアの最先端をいくシンガポール。こうしている間にも新しい人・物・情報・サービスが次々と入り込んできており、そのスピードに乗り遅れないように各国が必死になっています。

販売チャネルも多い、たいへん魅力的な国ではありますが、ビジネス都市として完成形に近づきつつあるシンガポールに参入し、ビジネスを大きく展開させていくのは至難の業と言えるでしょう。

グローバルビジネスの展開において、シンガポールが重要な位置を確立しているのと同様、東南アジア全般の人材育成を考えるとき、やはりシンガポールは無視できない存在です。

人材育成という点においても、日本よりも進んでいるのではないかと驚きの多かったシンガポール。

今、シンガポールに、既存の教育プログラムを持ち込んだとしても、相手にされないのでは?と不安さえ感じます。

そういった意味で、シンガポールへの人材育成分野での参入も、非常に難しいと感じています。

グローバルビジネス化のためのパートナー企業をシンガポールで探すのか。

日本ならではのオンリーワンの何かを持ち込むのか。

当社も含め、シンガポールを通じて、手腕が試される日本企業も多いかもしれませんね。

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