FAQ
セミナー参加者からのご質問
-すべてのナレッジを価値に変える-
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Q制作規約にはどんなものがありますか?
- 日本語マニュアル制作用には執筆規約や用語集、翻訳用にはスタイルガイドや日英用語集などがあります。いずれも、属人化しやすいところをルール化し、一貫性のあるマニュアルに仕上げるのに役立ちます。
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Q19頁の事例紹介で説明しているマニュアル評価・プロセス診断とはどんなサービスですか?
- 私たちマニュアル制作のプロが、お客様のマニュアルとマニュアル制作プロセスを、利用者、ライター、翻訳者、制作基盤の多角的な視点で徹底分析し、あるべき姿にたどりつくための改善プランをご提示するサービスです。
マニュアルの品質や制作プロセスを改善したいが、どうしたらよいか分からない場合にぜひご利用ください。
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QTC技術とは具体的にはどんな技術ですか?
- TC=テクニカルコミュニケーションです。
技術情報をわかりやすく伝えるための技術を指します。この技術の保有者は「テクニカルコミュニケーター」と呼ばれ、製品やサービスの使用説明に関する専門家です。要件定義、ドキュメント企画・設計、プロジェクトマネジメントといったマニュアル制作の領域で多様な業務に従事し、使用説明の発信に携わります。また、マニュアルライティングや原稿の添削など、正しくわかりやすく伝える専門家でもあります。
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Q事例紹介として示されているマニュアル改善の作業は、完了までにどの程度の期間を要したのでしょうか。
- 今回ご紹介した事例は規模が大きいこともあり段階的に改善を実施しています。初回の改善に約10か月、全OSへの展開にさらに1年程度かかりました。
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Q製品、サービスを使ってもらうためのマニュアル作成の担当者だけでなく、それらを使う人が自己のノウハウをマニュアルに反映する仕組みをAIなどでの提供はありますか?
- AIの仕組みではありませんが、マニュアル利用者のノウハウをKnowledgeSh@reにコメントとして残し、集約したコメントをマニュアル作成者にフィードバックする機能を利用いただけます。このほか、AIチャットボットとのデータ連携による、集約したノウハウの活用についても今後検討を進めてまいります。
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Q「ユーザが知りたい情報」とは具体的にどんなものでしょうか。またどうやって調べる・決定するのでしょうか?
- ユーザーが知りたいことは利用シーンによって変わります。
例えば、初めて製品を使用するときは製品でできることなどの全体像、使用頻度が高くなるにつれてより詳細な情報を知りたくなります。
製品に関するユーザーの知識に配慮し、ユーザー目線になることが重要と考えます。また、お客様相談窓口やサポートセンターに寄せられる質問やクレームの情報も役に立ちます。
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QAIの活用を教えてください。
- 日本語組版AIエンジンを搭載し、自動組版によるプロフェッショナル仕様のPDFを出力します。仕上がりは印刷会社・DTP会社が手掛けるのと同等の仕上がりです。また他社様のAI翻訳サービスとXMLデータ連携をできる機能を実装しました。このほか、AIチャットボットとのデータ連携も今後検討を進めてまいります。
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Q「英語に翻訳しやすい日本語」は、日本の国内ユーザー(日本語が母国語のユーザー)にも読みやすいものなのでしょうか。
- 複雑な係り受けなどがない、シンプルで誤解のない短文化された文章になりますので、日本語が母国語のユーザーにも読みやすくなります。
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Qトピック化する際の注意点を教えてください。
- トピックの大きさ(粒度)をどうするかを十分に検討する必要があります。
大きすぎると再利用しにくくなり、小さすぎるとトピック管理の負担が増えます。
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Q36ページのトピック化の具体例をお示しいただけないでしょうか?
- マニュアルは、編や章などの大きな単位と、節や項などの小さな単位で階層化されています。トピック化とは、ユーザーから見て一定の意味を持つ、比較的小さな情報のまとまりを1トピックとしてマニュアルを構造化し直すことを指します。
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Qこういったノウハウをマニュアルにする予定がありますか?マニュアルにできないのであればそれは何が阻害要因なのですか。
- マニュアル化の予定は今のところありませんが、マニュアル制作サービス40年の実績を元にした弊社独自ノウハウを、研修サービスとして提供しております。
弊社研修サービスのURL(https://www.knowledgewing.com/kw/)にアクセスし、「コース名・キーワードから探す」に「マニュアル」と入力して検索いただければと思います。
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Q翻訳の対応言語数について教えてください。
- 英語のほかに、ドイツ語、フランス語、ロシア語、簡体字・繁体字中国語、スペイン語など主要な言語を含め、32言語の対応実績があります。その他の言語も対応可能ですので、お問い合わせください。
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QKnowledgeSh@reの導入実績を教えてください。どのような規模の企業が多く導入されているのでしょうか。
- 製造業をはじめ、金融業、サービス業の企業様にご利用いただいております。利用規模は、会社の規模にかかわらず、数十名~数百名でご利用いただいております。
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Q海外の情報があれば教えてください。
- 製品やサービスの使用説明を扱う専門家の団体として日本には「一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会」があります。この協会のサイトに海外の関連団体のリンクが公開されていますので、ご参照ください。
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QGAFAなどの製品、サービスの使い方も重要、でも日本の伝統工芸などの伝承の仕組みを研究して欲しいと個人的に思っています。
- 属人化について共感いただきありがとうございます。
伝統工芸のような世界では、属人的作業(暗黙知)がかなり多いと予想します。
マニュアル制作の立場からの回答としては、熟練者の判断方法や行動を、継承される側の目線で抽出し、イラストやチェックリスト、動画などの形にすることになるかと思います。