人と組織の活性化コンサルティング

組織風土改革 ~働きがい・モチベーション・エンゲージメントの向上のために〜

組織風土改革を阻害する真因を特定するための調査やお客様特有の課題に対するコンサルティングを推進します。

当社は2004年に自社の組織風土改革に3年間取り組み、試行錯誤ののちに成功しました。それらのノウハウを元に現在まで幅広い業種のお客様にサービスを提供し、ES調査の結果を高評価へ導くなどの実績を上げています。

人と組織の活性化コンサルティングの解説図

以下に示すプロセスは、成功事例から抽出したものです。お客様の組織の状態やこれまでの取り組みにより、推進プロセスは異なる可能性があります。お客様との相談を経て、最適なプロセスを決定いたします。

第1フェーズ 危機感を高める

組織風土改革を阻害する真因を特定し、社員に変革を実行する重要性を理解させます。

STEP1 真因の追及

従業員のモチベーションやエンゲージを下げている原因を明らかにします。アンケート調査やヒアリングなど定量データと定性データを合わせることにより働きがいが低下している原因を導き出します。

STEP2 危機感の醸成 【調査報告検討会の実施】

社員が自分事としてこれらの問題を捉えられるように、STEP1で得られた情報を当社が従業員に報告する場として【調査報告検討会】を設けます。その場で、モチベーションが下がる原因や働きがいを阻害することなどについて社員同士で意見を交換して頂きます。
【調査報告検討会】のプログラム設計を行うことで、社員に危機感とともに「変えなければ」との当事者意識が生まれます。

第2フェーズ ビジョンを立て変革のためのチームを作る

変革のためのプロジェクトを発足します。プロジェクトメンバーは公募を推奨しています。公募ではメンバーが集まらないとお考えの会社が多いですが、STEP2を実施している場合、会社を良く変えたいと思う社員からの公募が必ずあります。
当社が公募を推奨する理由は、変革に取り組む意識が高いメンバーが集まるため、施策の精度が高くなるからです。(指名制はやらされ感の元)

STEP3 「目指す組織」

目指す状態をプロジェクトで明らかにし、3年後までのロードマップを作成します。第2フェーズではこのSTEP3が最も重要です。
組織風土を改革するには問題を解決するだけでは、モチベーションやエンゲージは上がりません。「どうなりたいのか」「どんな職場で働きたいのか」「モチベーションが上がるのはどんな状態か」を推進するメンバーそれぞれが描くことで具体的な道筋がイメージできるようになります。

STEP4 取り組みテーマ

STEP1・2で得られた従業員が思う会社の現状(AsーIs)と目指す状態(To-Be)から取り組むべきテーマを抽出します。テーマとしては「コミュニケーション(上司部下間・部門間)」「属人化や業務量の隔たり」「経営方針への理解・納得」「評価制度」などが挙げられます。
この段階で最も重要なのは、その会社固有の従業員の働きがいを阻害しているテーマに正面から取り組めるかです。
「顧客(親会社)との関係」「パワーハラスメント」など長年放置していた問題を取り上げることが出来ない場合、社員からの関心や協力は期待できません。

STEP5 施策

各テーマごとに施策検討します。ロードマップを元に現状から1段階上げるための施策を考えます。最初に従業員の何(意識・行動)を変えるのかのKPIを設定しそのKPIを達成するための施策を検討します。

第3フェーズ 実行支援

トップダウンとボトムアップを適切に使い分け、具体的な施策の実行を支援します。弊社が最も得意としているフェーズです。

STEP6 実行準備(施策の実行計画書の作成)

プロジェクトメンバー自身が実行したい・参加したいと思えるかを大事にして施策の実行計画を作ります。

STEP7 実行

最初にプロジェクトメンバーから従業員ヘ施策の説明を行います。従業員が納得し、施策を行うことでありたい姿で描いた
状態・施策成果をイメージできるように工夫します。実行後は、施策によりますが、3か月後には評価を行い効果があるかを
確認します。

組織風土改革で重要視している観点

組織風土改革で重要視している観点の解説図

組織風土改革 ~サービスメニュー~

富士通ラーニングメディアは、さまざまなアプローチを通じて、「変化に対応する力を持つ組織」を育てる支援を行っております。

  • 組織方針(理念)を浸透させる
    • 社員がイメージや実感しにくい経営方針や理念は、通知するだけでは、浸透はしません。
    • 対話を通して、意義や価値を理解し、自分であればと実体験に落とし込み腹落ちさせ、浸透を図ります。
  • 職場チームワークを向上する
    • 社員が主体的に挑戦するには、組織の目指す方向を理解し、腹落ちしていることが最も大切です。また、本音で話し合う土壌がなくては、真の問題解決はできません。本音で話せ、目的に向って主体者意識に立てた時に、チームが変わります。
  • 組織の風通しをよくする
    • ほとんどの組織で部門間、階層間の連携に関する課題を抱えています。対策は打ってはいるが、思っている効果があらわれません。本当に必要なコミュニケーションは何かが深堀されないまま、対策が打たれているからです。
    • 本音で語れ、連携ができる組織づくりをご支援します。
  • 「やらされ感」を
    達成感・成長実感に変える
    • 達成感・成長実感を阻害している要素を洗い出し、明らかにします。それらを元にマネジメントスタイルの変革や仕組みの見直しを図ります。
    • また、社員は今までのキャリアの棚卸しから、自分の価値観(やる気の素)を認識し、組織の方向性等を踏まえて、今後のキャリアを主体的に考えます。
  • モチベーション向上
    • 社員のやる気や働きがいを妨げている様々な要素(仕事の価値観やリーダーシップのあり方等)をES調査結果及びヒアリング・対話会で明らかにします。
    • 現場社員が組織の実状、組織の目指す方向を理解し、自らの役割を考え主体的に取り組める環境を作ります。
  • 新規ビジネスの種を造る
    • 多くの企業で新たなビジネスの創出を模索しています。しかし、企画部門主導でも現場主導でもなかなか上手く進めることが出来ていないのが現実です。
    • アイデアの抽出、市場の調査、プロトタイプ作成、新たな顧客の開拓など、その企業のコア技術を中核に展開をWG形式でリードします。