急激に変化する経済社会の環境への対応するため、DXへの期待がこれまで以上に高まっています。DXの文脈ではデジタル活用に焦点が当たりがちですが、本質的な目的は新しいビジネスモデルの創出や既存商品・ソリューションの付加価値向上による競争優位の確立といえます。
DXを推進していく上で、経営層を含むすべての社員一人一人がDXリテラシー(What:DX関連で知っておくべき基礎知識)を身に着け、DXを自分事として捉えていく(Why:なぜDXを推進するか)必要性があります。
DXを推進するためには、様々なスキルを保有した人材をプロジェクトにアサインし進めていく必要性があります。
情報処理推進機構(IPA)では、デジタルスキル標準として、5つの人材類型、15のロールとして定義しています。
人材類型 | 定義 |
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ビジネスアーキテクト | DXの取組みにおいて、ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定したうえで、関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する人材 |
デザイナー | ビジネスの視点、顧客・ユーザーの視点等を総合的にとらえ、製品・サービスの方針や開発のプロセスを策定し、それらに沿った製品・サービスのありかたのデザインを担う人材 |
データサイエンティスト | DXの推進において、データを活用した業務変革や新規ビジネスの実現に向けて、データを収集・解析する仕組みの設計・実装・運用を担う人材 |
ソフトウェアエンジニア | DXの推進において、デジタル技術を活用した製品・サービスを提供するためのシステムやソフトウェアの設計・実装・運用を担う人材 |
サイバーセキュリティ | 業務プロセスを支えるデジタル環境におけるサイバーセキュリティリスクの影響を抑制する対策を担う人材 |
当社ではロールに基づいた研修体系をご提案しています。
下図は、人材類型ロールごとに優先度の高いスキル領域を整理したロードマップです。
それぞれで分かれているのではなく、様々な場面において人材類型が協働関係を構築することを想定しています。
※ 情報処理推進機構 「デジタルスキル標準」を参考に弊社にて作成