コラム
潜入レポート
異分野から積極的に学ぼう

10月30日に一般社団法人グローバル人事塾とのコラボレーションイベント を行いました。リニューアルしてから最も人が集まったイベントでした。
テーマは、「採用広報」
私たちは、人材開発を中心に行っていることもあり、採用を切り口としたイベントを開催したのは初めてでした。しかも、スタートアップ系! どんな話が聞けるのか、どんな方々がいらっしゃるのか、楽しみにして当日を迎えました。
ベンチャー企業から大企業の人事のみなさんが80名近くも集合。立ち見も出たくらい盛況でした。

むすび 代表取締役の深澤 了さんがファシリテーターとなり、 ゲストに、Sansan 西村 晃さん、さくらインターネット 矢部 真理子さん、freee 栗林 由季さんの3名がトークライブ形式でイベントを進めていきます。
深澤さんの双方向性のあるファシリテーションがとても心地よく、気持ち良く場が進んでいきました。
新人採用、中途採用、リファラルリクルーティング、インナーブランディングへの惜しみない投資、母数にこだわらない採用、企業広報と採用広報のあり方など、多岐に話題が展開され、各社独自の取り組みやこだわりを惜しみなく共有して頂き、盛り上がりました。
ほぼ同年代がファシリテーター、ゲストで、トークの内容も抜群に面白かったです。「こだわり」が言語化されているためか、話が具体的で、かつエピソードとして頭と心に強く残る内容でした。正直、私もつい入社したくなりました。
いや、これは自身が置かれている状況に強く危機感を抱いていたのだと思います。 企業の規模も同じくらいなのに、こんなにも取り組みや姿勢、マインドが異なるのかと。従業員400人全員でクレドを作ろうだとか、定期的に全社ミーティングをやろうだとか、様々な具体的な施策が私たちの経験の中には無いものばかりでした (もっともっと衝撃的な話はいっぱいありましたが…)。
分かってはいた現実を突きつけられました。
『自分たちが学んできたこと、経験してきたことに固執してはいけない』『良いものをどんどん学び直していかなければいけない』ということを改めて意識化できたことが最大の学びでした。あたりまえと言えば、それまでなのですが、 私の領域とは違う採用現場のイベント。しかも「採用広報?」。 無意識に、自分の中には学ぶこと・活かせることは無いかもしれないと決めつけていた自分がいました。そんな自分がいたと思った瞬間、おそらくこれまでも多くの学びの機会を逸してきたんだなと、残念な気持ちでした、その日の私の気持ちは。決してそんなつもりはなかったですが。 無意識に異分野からの学びを避けていた自分に気づいたことが、今回最大の収穫でした。
「学び方!」本業として取り組んでいかないといけないテーマと出逢ったそんな1日でした。
執筆者プロフィール

城能 雅也