PeopleCert資格更新制度に関する変更事項について
ITIL® 4認定資格の合格時点から3年間の資格有効期限がありますが、3年を過ぎても資格情報は喪失しません。
履歴書などに保有資格として表記することができます。（2024年3月時点）
詳細は「【変更】ITIL® 4、PRINCE2® 認定資格の更新制への移行について」をご覧ください。
ITIL® （Information Technology Infrastructure Library）とはITサービスマネジメントのベストプラクティス集のことで、ITサービスマネジメントの世界的な業界標準として普及しています。
ITIL® 認定資格取得のための学習を通じてITサービスマネジメントの知識が身につきます。特にシステム運用管理業務に活かすことができ、ITサービスの品質を向上させることができます。
2011年に「ITIL® v3 2011edition」がリリースされた後、急速にITが進化し、デジタル・トランスフォーメーション時代が到来しました。劇的に変化するビジネス環境の中、企業には適切なITサービスをタイムリーにマーケットに投入し、継続的に安定運用していく姿勢が求められています。
そのような時代背景の中、2019年2月に最新バージョン、ITIL® 4ファンデーションが公開されました。
ITIL® 4では、これまでの「ビジネスに価値を提供する」という観点から、 DXやビジネス環境変化に適切かつ柔軟に対応し、「ビジネスの価値を共に作り出す」という上位の観点に踏み込んでいます。
そのため、ITIL® v3ではどちらかと言うとサービスプロバイダ側の視点で実務的であったのに対し、ITIL® 4では事業戦略や計画などの上流活動を始めとして、いかにサービス価値を提供するかという、より上位の視点でのとらえ方が求められており、概念的なものも多々含まれています。
なお、これまでのITIL® v3の知識は、ITIL® 4のより深い理解を促す手助けになることが期待できます。
資格の詳細・最新情報については、予告なく変更される場合があります。
それに伴い、コースの提供変更・中止などの可能性があります。あらかじめご了承ください。
資格詳細情報および最新情報については、PeopleCert GroupのWEBサイトをご参照ください。
ITIL® 4の認定資格体系
下図は、ITIL® 4での認定資格体系です。
ITIL® 4の認定スキームは、ITIL® V3と比べると、プロフェッショナルに求められるキャリアパスが多様化したことを反映し、より今の時代に合った内容となりました。
これにより、ITIL® のプロフェッショナルがファンデーションレベルを超えて、それぞれのキャリアを追求し続けることができます。
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- ITIL® V3については、提供終了しています。
- 赤線囲みの部分は、今後日本語版リリース予定となります。（詳細未定）
ファンデーション資格
ITサービスマネジメントの認定資格を得たい方が最初に取得する認定資格です。資格試験のための学習を通じてITサービスマネジメントの基礎を学ぶことができます。上位資格を取得したい方は、ファンデーション資格が必須条件となります。
上位資格
ITサービスマネジメントの上位資格として、ITIL® マネージング・プロフェッショナル（MP）、ITIL® ストラテジック・リーダー（SL）といった組織・チームを率いるリーダ、マネージャのためのエキスパート相当資格が提供されます。また、実務者（プラクティショナ）に向けて、「インシデント管理」「変更管理」など実践的な知識・方法論を学ぶプラクティス（活動）研修として、ITIL® プラクティスマネージャー（PM）の資格を提供します。上位資格試験のための学習を通じてITサービスマネジメントの応用・実践を学ぶことができます。
ITIL® プラクティスマネージャー（PM）
ITIL® プラクティスマネージャー（PM）には、下記の3つのモジュールがあります。
- Monitor, Support & Fulfill (MSF)
- Plan, Implement & Control (PIC)
- Collaborate, Assure & Improve (CAI)
プラクティスマネージャ（PM）のコース群では、MPやSLといったコースでは簡単にしか触れられていない、以下のようなプラクティスの詳細について学ぶことができます。
- 各プラクティスの主要な考え方、用語
- 各プラクティスのプロセス（バリューストリームとプロセスの側面）
- 各プラクティスで必要な役割と組織（組織と人材の側面）
- 各プラクティスで臨まれる自働化、データの活用（情報と技術の側面）
- 各プラクティスでのパートナとサプライヤの役割（パートナとサプライヤの側面）
- プラクティスを導入し、育てるための推奨事項
各プラクティスの内容に加え、これらのプラクティスをどのように組み合わせてバリューストリームを構築するかなど、実業務の中でITIL® を有効活用する流れの整理に役立ちます。
ITIL® 4 推奨コース
| 資格試験名 | コース コード |
コース名 |
|---|---|---|
| ITIL® 4 Foundation | UAX63L | 【集合】ITIL(R)4ファンデーション（試験センター受験バウチャーつき） |
| UAW05D | 【eラーニング】ITIL(R)4ファンデーション（オンライン試験つき） | |
| UAW06D | 【eラーニング】ITIL(R)4ファンデーション（試験センター受験バウチャーつき） | |
| ITIL® 4 Create, Deliver & Support | UAX44R | 【ライブ】ITIL(R)4スぺシャリスト：作成、提供およびサポート【試験つき】 |
| ITIL® 4 Drive Stakeholder Value | UAX45R | 【ライブ】ITIL(R)4スぺシャリスト：利害関係者の価値を主導【試験つき】 |
| ITIL® 4 High-Velocity IT | UAX46R | 【ライブ】ITIL(R)4スぺシャリスト：ハイベロシティIT【試験つき】 |
| ITIL® 4 Firect Plan & Improve | UAX47R | 【ライブ】ITIL(R)4ストラテジスト：方向付け、計画、改善【試験つき】 |
| ITIL® 4 Digital & IT Strategy | UAX48R | 【ライブ】ITIL(R)4リーダーシップ：ITIL(R)4デジタル&IT戦略【試験つき】 |
| ITIL® Monitor, Support and Fulfil | UAX49R | 【ライブ】ITIL(R)4 プラクティス・マネージャー：Monitor, Support & Fulfill 試験付 |
| ITIL® 4 Plan, Implement & Control | UAX50R | 【ライブ】ITIL(R)4 プラクティス・マネージャー：Plan, Implement & Control 試験付 |
ITIL® はPeopleCert group の登録商標であり、PeopleCert Group の許可のもとに使用されています。
すべての権利は留保されています。