【英語】大文字と小文字の使い分け
今回のテーマは「大文字と小文字の使い分け」です
今回から英語シリーズが始まります。 ナンシーさんの再登場です!
コンピュータの操作説明でダイアログボックスやボタンなどを表す場合、固有名詞として先頭を大文字にします。
トラちゃん、それは知っていたようですが・・・
- トラ、さっき英訳してくれた操作説明のことだけど、ちょっと聞いていい?
- え、何かおかしなところがありました!?
- うん、ここなんだけれど、見てくれる?
The message is displayed in the Confirm Dialog box.
メッセージは箱の中に表示されるの?
- いいえ、「Confirm」っていうダイアログボックスです。
メッセージがConfirmダイアログボックスに表示される・・・という文を英訳したつもりなんですけど・・・
- このままではそう読めないなあ。
ここでは「Dialog」の先頭も大文字になっているから、「Confirm Dialog」っていうボックス・・・という意味になってしまうわね。
これじゃ「確認のダイアログボックス」じゃなくて「確認会話のボックス」よ。
- ええ!?
大文字と小文字でそんなに意味が変わっちゃうんですか・・・。
- 「Confirm」というダイアログボックス・・・と言いたいのなら、「Confirm dialog box」のように「dialog」の先頭は小文字で書かなくちゃ。
- そうですね・・・ ちょっと詰めが甘かったみたいです・・・
- こういった操作説明では、先頭が大文字の名詞は、ダイアログボックスやボタンなどの画面の部品だと判断されるのよ。
だから、大文字と小文字を正しく使って適切に表現するように注意してね。
ちなみに、大文字と小文字の使い分けのことを、キャピタリゼーションっていうのよ。
- わかりました! 大文字と小文字の違いがとても重要なんですね。
ところで、キャピタリゼーションって、ほかにはどのような場合に必要なんですか?
- あとはタイトルかな。
本文と視覚的に区別できるから、読みやすくなるのよ。
- 勉強になりました。ありがとうございます、ナンシーさん!
予告
次回は、二重引用符の使い方をお届けします!