連載コラム「わかりやすく書く」

文語調の表現を避ける

今回のテーマは「文語調の表現を避ける」です

無意識のうちに読者にとって伝わりにくい言葉で文章を書いていませんか?
わかりやすい文章を書くにはどうすれば良いか、トラちゃんと一緒に考えましょう。

トラ
昨日の夜は暑くて眠れなかったよ・・・
ミケ
最近とても暑くなってきたね。
でも、体のためにもエアコンは控えたいよね。
トラ
扇風機を買おうと思って広告を見たんだけど、なんか古めかしい感じがする文章なんだよね・・・
どうしてなのかな?

■グリーンニャン扇風機

あたかもそよ風を思わしめる風を再現します。
・エアコンに比べ、電気代をおおむね3割削減できます。
・高さのみならず、角度も調整できます

☆購入された方には「かつおぶし」もしくは「どら焼き」をプレゼント!☆
ミケ
なるほど、そうだね。
昔の書き言葉が混ざった文章だからだよ。
このような言葉は「文語調」とよばれるんだ。
わかりやすい文章にするためには避けたほうがいいよ。
トラ
では、いつも話すときに使う言葉に書き換えてみるね!

■グリーンニャン扇風機

まるでそよ風を思わせる風を再現します。
・エアコンに比べ、電気代を3割削減できます。
・高さだけでなく、角度も調整できます

☆購入された方には「かつおぶし」または「どら焼き」をプレゼント!☆
ミケ
うん、うまく置き換えられたね。
ちなみに「文語調」に対し、ふだんの会話で使う言葉は「口語調」とよばれているんだよ。
無意識のうちに「文語調」で文章を書かないように気をつけようね。
トラ
わかりやすく伝わりやすい文章にするためには「文語調」は避け、「口語調」で書いたほうがいいんだね。
とても参考になったよ!
ありがとうミケさん。

予告

次回は、漢字の使いかたについてお伝えします。