間違いやすい表記
今回のテーマは「間違いやすい表記」です
普段からよく使う言葉の中に、調べてみると間違った表記をしている場合があります。
正しい表記でわかりやすい文章を書くにはどうしたらよいか、見てみましょう。
- 新製品「ねこまんまレンジマニュアル」の原稿ができました!
- だんだん執筆するのに慣れてきたみたいだね。
では、読んでみようか。
■「ねこまんまレンジ」の使い方
温め方は以下の2とうりです。
・ レンジ:ごはん又はミルクを温める時
・ オーブン:お魚を焼く時
ここでは「レンジ」の使い方を説明します。
(1)ごはんを置きます
・ 必ず1皿づつ温める事
・ お皿には必ずラップをかけ、3個所に穴をあける事
(2)[あたため]ボタンを押します
- う~ん、かなづかいに誤りがあるね・・・
× ○ 2とうり 2とおり 1皿づつ 1皿ずつ
それと、漢字の使い方を見直したほうがいいよ。
一般的には「常用漢字表」の音読み・訓読みの範囲内であることが原則だけど、漢字が多いと読みにくくなるので、あえてひらがなで書くこともあるんだ。
× ○ 理由 又は または 接続詞はひらがなで書く 時 とき 形式名詞はひらがなで書く 事 こと
- 下に文章を書き直してみるね。
■「ねこまんまレンジ」の使い方
温め方は以下の2とおりです。
・ レンジ:ごはんまたはミルクを温めるとき
・ オーブン:お魚を焼くとき
ここでは「レンジ」の使い方を説明します。
(1)ごはんを置きます
・ 必ず1皿ずつ温めること
・ お皿には必ずラップをかけ、3箇所に穴をあけること
(2)[あたため]ボタンを押します
- 書き方に細かなルールがあるんだね。
でも、こんなにたくさん覚えられないよ・・・
- このようなルールはマニュアルの執筆前に「執筆規約」としてまとめておくといいね。
ルールを整理できるし、ほかの人と書き方を合わせるときに便利だよ。
- 正しいかなづかいをするのはもちろん大切だし、すべてを漢字で書くと読みにくくなることがあるんだね。
とっても参考になったよ!
ありがとうミケさん。
予告
次回は「条件を示す用語」についてお伝えします。