二重否定を使わない
今回のテーマは「否定表現」です
注意事項や依頼事項では、否定表現を使うことが多いですが、使いかたによっては、わかりにくくなることがあります。どんなポイントがあるか、見てみましょう。
- トラちゃん。
お花見のお知らせ、ありがとう。
参加するよ!
- ありがとう。
今回のお花見のお知らせは、これまで教えてもらったことに気をつけて書いたんだ。
どうだった?
- ちょっと惜しいところがあったから、70点ってところかな。
間違ってはいないけど、もっとわかりやすくできるところがあったよ。
- なかなか合格点がもらえないなぁ。
どこを直せばいいのかな。
◆お花見のお知らせ◆
以下の日程でお花見をします。みなさんの参加をお待ちしています。
…
■お願い
・松花堂弁当は、事前の連絡がないと用意できません。
・公園には駐車場がないため、車で来ないでください。
・幹事が用意した敷物が足りないとも限らないので、敷物を持ってきてください。
…
- 「お願い」の箇条書きのところを読んで、どう思う?
- 「~できない」とか、「~しない」が多くて、わかりにくい。
お花見のお知らせなのに、「ダメ」って言われてるみたい…。
- 「~しないと~ない」のような表現を、二重否定というんだ。
二重否定の表現は、わかりにくくなることがあるんだよ。
表現を変えて否定から肯定に書き換えるといいよ
…
■お願い
・松花堂弁当は、事前予約が必要です。
・公園には駐車場がありません。徒歩または公共の交通機関を使って来てください。
・幹事が用意した敷物が足りない可能性があります。各自、敷物を持ってきてください。
…
- 肯定の表現にしたら、言いたいことがはっきりしたね!
とっても参考になったよ。
ありがとう、ミケさん。
予告
次回は「主語と述語の関係」についてお伝えします。