Writing column

連載コラム「わかりやすく書く」

-すべてのナレッジを価値に変える-

時はいつか、所はどこか。人のように立って、話をする、まぁるいネコたちの暮らす世界。
そんな世界の小さな会社、株式会社ヨウソロで忙しく働く、トラネコのトラちゃん。
今日も今日とて、メールを書いて、会議を開き、マニュアルも作らなくちゃいけません。

メールにせよ、マニュアルにせよ、内容はもちろん大事ですが、わかりやすく伝えることも大事なポイントです。
本コラムでは、トラちゃんたちの日常を通じて、伝わりやすい文章を書くためのコツをお伝えします。

二重否定を使わない

今回のテーマは「否定表現」です

注意事項や依頼事項では、否定表現を使うことが多いですが、使いかたによっては、わかりにくくなることがあります。どんなポイントがあるか、見てみましょう。

ミケ
トラちゃん。
お花見のお知らせ、ありがとう。
参加するよ!
トラ
ありがとう。
今回のお花見のお知らせは、これまで教えてもらったことに気をつけて書いたんだ。
どうだった?
ミケ
ちょっと惜しいところがあったから、70点ってところかな。
間違ってはいないけど、もっとわかりやすくできるところがあったよ。
トラ
なかなか合格点がもらえないなぁ。
どこを直せばいいのかな。

◆お花見のお知らせ◆
以下の日程でお花見をします。みなさんの参加をお待ちしています。

■お願い
・松花堂弁当は、事前の連絡がないと用意できません。
・公園には駐車場がないため、車で来ないでください。
・幹事が用意した敷物が足りないとも限らないので、敷物を持ってきてください。
ミケ
「お願い」の箇条書きのところを読んで、どう思う?
トラ
「~できない」とか、「~しない」が多くて、わかりにくい。
お花見のお知らせなのに、「ダメ」って言われてるみたい…。
ミケ
「~しないと~ない」のような表現を、二重否定というんだ。
二重否定の表現は、わかりにくくなることがあるんだよ。
表現を変えて否定から肯定に書き換えるといいよ


■お願い
・松花堂弁当は、事前予約が必要です。
・公園には駐車場がありません。徒歩または公共の交通機関を使って来てください。
・幹事が用意した敷物が足りない可能性があります。各自、敷物を持ってきてください。
トラ
肯定の表現にしたら、言いたいことがはっきりしたね!
とっても参考になったよ。
ありがとう、ミケさん。

予告

次回は「主語と述語の関係」についてお伝えします。

プロフィール

トラトラ
わかりやすい文章の書き方を勉強中。日本語って難しい・・・と思う今日この頃。
ミケミケ
マニュアル制作を担当して10年目。文章を書くのはお手のもの。
モグモグ
トラちゃんとミケさんの会話をこっそり聞くのがひそかな楽しみ。勘違いしやすい性格。

記事一覧ページへ戻る

お問い合わせはこちらから