箇条書きを活用する
今回のテーマは「箇条書き」です
前回は「文の長さ」についてお伝えしましたが、文を短くするだけでは不十分な場合があります。
よりわかりやすい文を書くためにどのようにしたらいいか、見てみましょう。
- ミケさん!
説明書の作成を進めているんだけどね、ちょっと見てほしいところが出てきたんだ。
文が長くなったから、この前教えてもらった「長い文を短く!」を意識して書き直してみたんだよ。でも、わかりやすくなったような、なっていないような…。
【書き直し前】
■セキュリティを正しく設定する
情報漏えいを防ぐためには、セキュリティを正しく設定する必要があります。
BIOSやOSのパスワードが設定されているか、スクリーンセーバーの待ち時間が
5分以内になっているか、また、スクリーンセーバーがパスワードで保護されて
いるかを確認してください。
【書き直し後】
■セキュリティを正しく設定する
情報漏えいを防ぐためには、セキュリティを正しく設定する必要があります。
BIOSやOSのパスワードが設定されているかを確認してください。また、
スクリーンセーバーの待ち時間が5分以内になっているかを確認してください。
あわせて、スクリーンセーバーがパスワードで保護されているかについても
確認してください。
- この前説明したポイントをきちんと意識して書き直しているね。
どんなところがしっくりきていないのかな?
- 結局何を確認したらいいかが、ぱっと見てわからない気がするんだ。
- いいところに気づいたね。
複数の項目を並べて書くときは、「箇条書き」を活用するといいんだよ。
- そうか、箇条書きという手があったのか!
■セキュリティを正しく設定する
情報漏えいを防ぐためには、セキュリティを正しく設定する必要があります。
以下の項目を確認してください。
・BIOSやOSのパスワードが設定されているか
・スクリーンセーバーの待ち時間が5分以内になっているか
・スクリーンセーバーがパスワードで保護されているか
- 内容が整理されて、すごくわかりやすくなったね。
視覚的にもメリハリがつくから、読みやすく、記憶に残りやすくなるんだよ。
- 記憶にも残りやすくなるっていうのは大事だね!
とっても参考になったよ。
ありがとう、ミケさん。
予告
次回は「否定表現」についてお伝えします。