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小学校で学ぶプログラミング教育の内容とは?Column

コラム2020/06/19

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されました。実際は、プログラミング自体を学ぶのではなく、「プログラミングの考え方に触れる」といった学習内容になるため、親子で学習を進めることができます。また、プログラミングでは様々な能力を身につけることができるので、できるだけ早い段階から学習を始めるのがおすすめです。

今回は、小学校で学ぶプログラミング教育の内容や、プログラミングを学ぶメリットについてご紹介します。

目次
小学校で学ぶ授業内容と対象学年
よく言われるプログラミングを学ぶメリット
小学校のプログラミング教育のねらい
富士通グループ発F@IT Kids Clubが考えるプログラミングを学ぶメリットとは?
まとめ


小学校で学ぶ授業内容と対象学年

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プログラミング教育の対象となる学年は明確になっておらず、各市町村の教育委員会や教育現場で決められます。また、プログラミング教育は算数や理科など既存教科の中にプログラミング教育が組み込まれるようになり、「プログラミング」という教科が新たに作られるわけではありません

以下は、文部科学省が発表した「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」による授業内容と対象学年です。

‐4年生の学習内容

<社会>
地理的環境や自然条件、面積、人口、特産物などの特徴を組み合わせて47都道府県を見つけるプログラムを活用し、47都道府県の名称と位置を学習する。

‐5年生の学習内容

<算数>
図形を構成する要素に着目し、プログラミングを通した正多角形の書き方を発展的に考察したり、図形の性質を見いだしたりしてその性質を筋道立てて考え説明する。

‐6年生の学習内容

<家庭>
ご飯をおいしく炊くためのプログラミング体験を行い、炊飯の一連の手順について理解を深めるとともに、身近な生活にコンピュータ(プログラム)が活用されていることに気づく。
<理科>
プログラミングを通して、身の回りに電気の性質や働きを利用した道具があることに気づく。また、電気の量と働きの関係や発電、蓄電、電気の変換について、より妥当な考えを作りだし表現する。

‐4~6年生共通の学習内容

<音楽>
さまざまなリズム・パターンを組み合わせるとともに、リズム・パターンの面白さに気付きながらプログラミングによってまとまりのある音楽を作る。

‐その他総合的な学習の時間

1.プログラミングを通して、情報技術が私たちの生活を便利にしていることを確認するとともに、この体験をよりどころとして、情報に関する探究を進めていく。

2.プログラミングを通して、情報技術の仕組みを理解し、ものづくりのよさを知るとともに、もの作りを支える人との関わりからものづくりの魅力や自分らしい生活についての考えを深める。

3.プログラミングによって分かりやすく効果的な資料を作成することを通して、わかったことや考えたことなどを的確に発表する力を育む。

※参照元:小学校プログラミング教育の手引(第三版)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1403162.htm


よく言われるプログラミングを学ぶメリット

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小学校のプログラミング教育は、「プログラミングの考え方に触れる」ことがメインです。そのため、学校の授業だけでアプリケーションを作れるようにはなりません。しかし、プログラミングに触れることで論理的な考え方や情報活用能力が身につきます。
論理的な考え方とは、物事を順序立てて考えることで、「論理的思考」や「ロジカルシンキング」とも呼ばれています。論理的な考え方ができると、物事の問題点や結果を得るための最善策に気づくことができるため、何か問題が起きてしまった時もスムーズに解決することが可能です。また、自分の考えを相手に伝える際も、わかりやすく明確に伝えることができます。
「情報活用能力」は、問題解決のためにさまざまな情報を活用できる力のことです。ここで言う「情報」とはインターネットをはじめ、テレビや新聞、書籍、人との会話から得た情報など、ありとあらゆる情報を指します。
論理的思考や情報活用能力は、これからの社会を生き抜くために必要不可欠です。早いうちから身につけることで、進学や就職で有利になる可能性も十分に考えられます。そのため、小学校高学年から学ぶプログラミング教育の内容に備えて、低学年、もしくはそれ以前からプログラミングに慣れていくことが大切です。


小学校のプログラミング教育のねらい

小学校のプログラミング教育は「プログラミングを体験し、プログラミング的思考を育む」という目的に沿って学習が進められます。そのため、プログラマーを目指したり、コードを学んだりすることではありません。

<小学校におけるプログラミング教育のねらい>
・ プログラミング的思考力を育む
・ 情報社会がプログラムによって支えられていることに気づくとともに、コンピュータ等を活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育む
※参照元:小学校プログラミング教育の手引(第三版)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1403162.htm

しかし、中学、高校と進学するにつれ、学ぶ内容も高度になっていくため、小学校の「プログラミングを体験し、プログラミング的思考を育む」といった学習だけでは、不十分であることが懸念されます。小学校の授業だけではなく、プロの講師が教えてくれるプログラミングスクールで学ぶことも選択肢の内の1つでしょう。

次の動画では、小学校でのプログラミング必修化の実態とプログラミングスクールに通うメリットについて説明しています。



富士通グループ発F@IT Kids Clubが考えるプログラミングを学ぶメリットとは?

小学校におけるプログラミング教育の必修化にともない、近年では子どもを対象としたプログラミング教室も増えています。社会人向けIT研修の実績を多数持つ富士通ラーニングメディアを中心に運営されているプログラミング教室「富士通オープンカレッジ F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)」は、IT業界のプロによる質の高い指導が行われています。ファイトキッズクラブが考える、プログラミングを学ぶメリットは以下の4点です。

1.考え抜くチカラが身につく

プログラミングでは「ゴール」を設定し、それまでの順序やミスの対処などを自分で考える必要があります。そのため、プログラミング学習を通して論理的思考力や問題解決能力を自然と身につけられます。

2.思いを伝えるチカラが身につく

自分でプログラムを組んだ作品には思いや工夫が詰まっているもの。それをみんなの前で発表すれば、自分が伝えたいことを表現する力を養えます。

3.共に作るチカラが身につく

仲間と一緒にプログラミングをすることで、協調性や社会性を育めます。

4.ITに適用できるチカラが身につく

そもそもプログラミングは、社会の課題解決や私たちの生活を豊かにするための手段です。そのため、プログラミング学習を通じて自分の作品を社会の仕組みに適用させる考え方も身につけられます。

まとめ

小学校の教育現場では、教師をはじめプログラミングに慣れている人が少ないのが現状です。また、教育対象となる学年やカリキュラムも明確にはなっていません。そのため、「子どもには早いうちからプログラミングに慣れさせておきたい」という親御さんは、低学年のうちから、ITと教育のプロが教えてくれるプログラミングスクールに通わせてあげるのがおすすめです。

【F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)について】

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ファイトキッズクラブは、品川に本校を構え、全国約40校のフランチャイズ展開を行っています。プログラミングスキルの獲得だけを目的とせず、将来のビジネスリーダーやICTリーダーに繫がる基礎教養の提供を目指しています。全国の教室で体験会を行っています。ぜひお子さんと一緒に参加してみませんか?以下から近くの教室を検索してみてください。

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※参照元:【ウーマンリサーチ】ママが選ぶ子どものプログラミング教室ランキング 利用率、満足度、期待度第1位は? | リビングくらしHOW研究所

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