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上流工程記事一覧

ブログをご覧のみなさん。こんにちは。
富士通ラーニングメディアでコンサルティングスキルやSEの上流工程の研修を担当している今垣 勝雄(いまがき まさお)です。

 

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今垣勝雄はこんな人

主にICT業界にて、営業やSEを経験し50歳より講師。
お客様や多くの方々に支えられ、培ってきたものを、少しでも皆さんの仕事に役立てていただければという思いで講師の道を 選びました。
受講者の方から多くの気づきをいただきながら、まだまだ勉強、研鑽する毎日です。
いつまでも気持ちだけは若く熱き思いを持っていたいと考えています。
趣味は、ヘボゴルフと鮎の毛バリ釣りです。
月1ゴルフですので、なかなか上達しませんが、 メンバーとわいわい楽しんでいます。
鮎の毛バリ釣りは、年数回、釣り仲間と川原で酒を酌み交わすのを楽しみにしています。

 

突然ですが皆さん、コンサルティングスキルというと、
・SEの自分には関係ない ・営業の自分には関係ない ・間接部門の自分には関係ない

などと考えていませんか?

私は、コンサルティングスキルは、全てのビジネスパーソンに身につけていただきたいスキルと考えています。そして、ビジネスシーンだけではなく、プライベートにおいても有効なスキルであるとも考えています。

そこで、今回は、公私共に役に立つ、コンサルティングスキルについて、以下の順でご説明したいと思います。

(1) コンサルティングスキルの必要性
(2) コンサルティングスキルのベースとなる思考法
(3) コンサルティングスキルを自分のものとするために、日頃から何をすべきか

 

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<(1)コンサルティングスキルの必要性>

日常生活において、さまざまな問題に遭遇することがあると思いますが、その時は、どのようにして解決策を考えたのでしょうか。
コンサルタントに相談しましたか?カウンセラーに相談しましたか?
おそらくは、ご自身で、問題の解決に当たられたのではないでしょうか。

仕事においても、日々さまざまな問題に遭遇していると思います。
その時は、どのようにして問題を解決していますか?
コンサルタントに相談しているでしょうか?
おそらく、社内のメンバーなどと問題に対する解決策を検討したのではないでしょうか。

このように、プライベートでも、日々の仕事でも、常にさまざまな問題が発生しています。
そして、その都度、皆さんご自身で、または社内のメンバーが集まって、
1. 問題を整理する 2. 問題の原因を分析する 3. 解決策を検討する

ことに取り組んできたと思います。
コンサルタントは、上記の3つの手順について、分かりやすく納得性のある進め方で解決策を導き出すことをお手伝いしてくれます。
つまり、コンサルティングスキルとは、問題について、分かりやすく納得性のある進め方で解決策を導き出すことができるスキルといえます。
皆さんも、少しのスキルや思考法を身につければ、分かりやすく納得性のある進め方ができるようになります。

ビジネスの環境は、ICTの進化もあり激しく変化してきていますが、思考法の基本は変わりありません。
是非、みなさんもこれらのスキルを身につけていただければと考えています。

<(2)コンサルティングスキルのベースとなる思考法>

コンサルタントは、上記の3つの手順を進める上で、自分なりの
  問題の整理技法 ・問題の原因を分析技法 ・解決策を検討技法

を持っています。
また、いろいろなフレームワークを使って整理・分析することにも長けています。
最近では、デザイン思考やビジネスモデル・キャンバスなどのフレームワークがトレンドになってきており、私自身も研修の中に取り入れてみたいと考えています。

しかし、多くのフレームワークを使いこす必要はありません。
自身が気に入ったフレームワークを使いこなせるようになれれば十分です。

これらの検討技法を効率的に進めるために
・仮説思考力 ・情報収集力 ・論理分析力 ・インタビュー力 ・プレゼンテーション力

のスキルを習得することで、真に必要な情報を収集する力を高め、情報を分析した内容を論理的に説明し、相手を納得合意に誘導することができるようになります。
普段の仕事の中で上司や関係部署を巻き込んで組織を動かしていくためにも、ぜひ習得していただきたいと考えています。

<(3)コンサルティングスキルを自分のものとするために、日頃から何をすべきか>

これらの、技法やスキルは、研修で学ぶだけでは体得することはできません。
・事実を基にどのような仮説が組み立てられるか
・必要な情報をどのように整理するか
・仮説と集めた情報からどのようなシナリオが考えられるか、

など、普段の仕事や生活の中で意識しながら考えることを習慣化することが必要です。

特に難しいことではありません。
日頃から新聞を読み、仕事への影響を考えてみましょう。
入手した情報を整理することを習慣化し、自分なりに整理する枠組みを作って蓄積しましょう。
また、時々本屋に立ち寄って、世の中で話題になっている本など見てください。
そして、発想法などを時々活用してみて、世の中がどうなるのか考えることもしてみてください。

これらを繰り返すことで、コンサルティングスキルの基本を自分のものにしていくことができるようになっていきます。
慣れてくれば、新しいフレームワークを習得するなど、幅を広げるようにしてください。

最後に、当社ブログの名物コーナー【講師オススメの本】で、参考になる書籍をご紹介します。

コンサルティングに関連する書籍は多く出版されています。色々な書籍を読むことも必要ですが、知識を習得する上で、コンパクトにまとめられている書籍を2つ紹介します。

一つ目は、日経文庫で、
ビジュアル ビジネス・フレームワーク 著者:堀 公俊(ほり きみとし)
ISBN:978-4-532-11927-0

二つ目は、PHPビジネス新書で、
戦略プロフェッショナルが選んだ フレームワーク115 著者:丹生 光(たんせい ひかる)
ISBN:978-4-569-81668-5

立ち読みでも結構です。知識を得るには、十分と思います。

 

ご紹介している書籍以外に、私が担当している

「コンサルティングスキル養成~分析力/仮説思考編~」

コースもおすすめです!

 

こんにちは!富士通ラーニングメディアの大木です。
先週は、ブログやメールでご感想をお寄せいただき、ありがとうございました!
いよいよ最終回をお届けします。

前田:さ~て、先週は2700のライブでリフレッシュできたし。今週も頑張るぞーっと!

大木:その調子で頼むぞ。なんてったって、今週は、研修の企画作業が盛りだくさんだからね。特に今日の企画構想作業は重要だからな。

前田:はい。でも正直に言うと、この作業は城さんの責任のもとでやって欲しいんですよね。城さんがこの企画の背景や情報を理解しているんですから。大木さんからちょっと城さんに言ってくださいよ!

大木:うん、わかった。ちょっと話してみるよ。

(1時間後)

城 :大木さん、なんですか?

大木:今日の企画構想作業のことなんだけどさ。

城 :企画構想なら、前田がしっかりやってくれますよね。実際に企画したものをあいつが作り上げていくわけだし。大木さんからもガツンと前田に言ってくださいよ!

大木:そっか。話してみるよ。

(30分後)

前田:大木さん、城さんにきちんと話してくれました?

大木:もちろん、もちろん。

前田:あっ、そうそうそれより、先週お願いしていた「上流工程を成功に導くポイント」、教えてくださいよ。BABOKだけじゃダメなんですものね。

大木:「上流工程を成功に導くポイント」ね。実は、城と前田の関係性にヒントがあるんだよ。

前田:えっ、そうなんですか。城さんとは仲いいですよ。まれに面白いことも言ってくれますし、頼りにしてます。で、どういうことなんですか?

大木:じゃ、教えよう。城と前田の関係は、上流工程におけるユーザーとベンダーの関係に非常に似ているんだよ。

前田:ユーザーとベンダーですか・・・私の方がベンダー?それともユーザー?とにかくもっと詳しく教えてください!

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<ユーザーとベンダーが共同して価値を創出することがポイント>

前々回は、「上流工程が注目されてきている背景」、前回は「上流工程のバイブル"BABOK"」をお伝えしてきました。

今回は「上流工程を成功させるポイント」をお伝えしていきましょう。

我々は研修サービスを提供していますが、上流工程の研修の話をすると、お客様からこんな声をよく聞きます。

20120126_
上流工程の責任をお互いのせいにしているような状況で、プロジェクトがうまくいくはずはないですよね。

これからの上流工程で求められるのは、ユーザーとベンダーが共同して価値を創出していくことです。

もちろん、ユーザーとベンダーの役割分担をしっかりと行うことで、ある程度の問題はクリアできるでしょう。
今回の例で言えば、「城さんはここまで、前田さんはここから」と明確にしておくことです。
 
しかしながら、現状のビジネスをとりまく環境を考えると、そう簡単ではありません。
経営の要求は高度化し、利用部門の要求も複雑化してきています。

それらの要求をとりまとめたとしても、実現手段はクラウドコンピューティングが進展してきたことにより、多様化してきています。
従来のように新規で業務システムを構築するだけではないのです。

このように要求が高度化、複雑化し、実現手段もまた多様化している中、ユーザーとベンダーが役割分担するだけで上流工程はうまくいくのでしょうか。
そもそも、きれいに役割分担もできないのではないでしょうか。

これからクラウドコンピューティングが進展すれば、開発フェーズで要件を詰めながら進めることが少なくなり、上流工程における要求定義、クラウドサービスの選択が重要になってきます。

つまり、ユーザーとベンダーの上流工程における役割がますますボーダーレス化していくと感じています。

20120126__2 そのためにも、まずはBABOKのような国際標準をユーザーとベンダーの共通言語とし、上流工程プロセスを可視化していくことが求められるでしょう。

その上で、ユーザーとベンダーがお互いの立場に固執することなく、コミュニケーションを活発に行い、共同して価値を創出していく上流工程の進め方が今後求められていくと考えています。

きっと今回も「城さんはここまで、前田さんはここから」という進め方でなく、二人が作業の進め方を可視化し、共同して研修企画の構想を行うことで、価値ある成果がでることでしょう!

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前田:なるほどー。上流工程は共同することが大事なんですね。確かに下流工程は役割分担ができそうですが、上流工程はユーザーとベンダーが一緒にやった方が良さそうですね。

大木:その通り。付け加えると、実はユーザーとベンダーといっても細かく分ければ、経営層、利用部門、情報システム部門、開発ベンダー、オフショア先、アウトソーサーなど、多岐にわたるので、これらステークホルダーとの共同、合意が大事なんだ。

前田:いろいろな人が関わるんですね。私も周囲と共同して価値を創出する進め方をしてみます。

城 :もちろん、俺もそうしていくぜ!

前田:わっ、城さん!ビックリさせないでくださいよ。こっそり聞いてたんですね、もぉ~。じゃ、城さん、さっそく共同して進めていきましょう!

城 :よし、わかった!じゃ、いつもの通り、まずは共同してあのコンサートDVD見ることにしようぜ。仕事はまた明日。

前田:いいですね。そうしましょう!

大木:こらこら、仕事じゃないのかよ。どうせAKBのコンサートなんだろ。

前田:ブーッ!城さんのことまだわかってませんね。城さんが好きなのはミキティー。だからモーニング娘のDVDですよ。

大木:古っ!ま、楽しい職場も大事だが、しっかりBABOKも理解して、2人で上流工程を成功に導いてくれよ。

城、前田:もちろんです!

前田:先週のAKBのコンサート、どうだったんですか?

大木:最高だったねぇ、特にシーマリ。
    ま、プロジェクトは忙しいけど、たまにはリフレッシュ必要だよね。

前田:篠田麻里子のことですね・・・相変わらずわかり辛いっす、大木さん。
    でも先週お願いしていた上流工程をうまく進めるための知識やスキルについてはわかりやすく教えてくださいよ!

大木:もちろんもちろん。仕事に関しては、なんてったてわかりやすさを一番大事にしているからね。

前田:(初耳なんだけど・・・)じゃ、AKBのことはもういいですから、早速わかりやすく教えてくださいよ。

大木:よし、じゃ少し教えよう。最近、上流工程を成功に導くためのバイブルがあるんだよ!AKBもヒントになるかな。

前田:えっ、上流工程のバイブルですか!AKBも関係あるんですね。興味あります。早く教えてください!

大木:わかったよ。じゃズバリ、言いましょう。そのバイブルとはBABOK

前田:BABOKですか・・・。PMBOKならよく聞くんですが。
    でも知識体系のようなものなんですよね。

大木:おっ、詳しいね。そう、そのとおり知識体系だ。AKBにOとBを加えてBABOK。
    これからの上流工程人財に必須のアイテムになっていくと思うよ。

前田:強引ですね・・・。AKBはまったく関係ないということで、とにかくBABOKについて詳しく教えてください!

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<<上流工程を成功に導くキーワード>>

前回は上流工程が注目されてきている背景をお伝えしてきました。

今回は、ニーズ高まる上流工程人財にとって、必ずおさえておかなければならないキーワードを2つ、紹介していきましょう。

<BABOK>
上流工程におけるキーワードとしてまず挙げられるのは「BABOK」です。

BABOKはBusiness Analysis Body of Knowledgeの略で、カナダのトロントに本拠地をおく非営利団体、IIBA(International Institute of Business Analysis)がビジネスアナリシスの知識体系としてまとめたものです。

ビジネスアナリシスとは、ビジネスとシステムの橋渡しをする活動で、具体的にはビジネスのゴールを達成するため、ステークホルダーから要求を引き出し、業務を分析し、システムの担うべき役割を導き出す活動ということになります。

引き出した要求をもとにビジネスとシステムの橋渡しをする活動ですから、どのようなシステムを構築すべきなのか、何をIT化すればいいのか、何をIT化すべきなのか、こういった作業にBABOKは貢献します。

したがって企業の経営とITを結びつけるうえで非常に有用な概念となっています。

知識体系とありますが、以下の図表の通り、具体的には7つの知識エリアから構成されています。
各知識エリアにはタスクとその目的、入力する情報、出力としての成果などが定義されています。

20120119_babok 
また、BABOKに関する資格もあります。
ビジネスアナリシスの専門家として認定されるもので、CCBA(Certification of Competency in Business Analysis)とその上位のCBAP(Certified Business Analysis Professional)の2つです。

特にCCBAについては、2012年1月4日から日本語試験も可能となったので、上流工程に関わる方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

このようにBABOKはシステム開発の上流の一部、あるいはそのさらに前段の「超上流」と呼ばれる工程に確実に役立つものとして期待されています。

<UX>

UXとはUser Experienceの略で顧客経験価値という概念です。

具体的にいうと品質や機能といった商品・サービスそのものの価値ではなく、購入したり使用する過程の"経験"から得られる価値(楽しかった、心地よかった、感動したなど)のことを指します。

わかりやすい例でいうとiPhoneに代表されるようなタッチ・デバイスを思い浮かべていただければ良いでしょう。

上流工程を進めていくなかで、機能要件や非機能要件だけに注目するのでなく、楽しさや心地よさも別の価値として提供していくことも念頭に検討していく必要があるのです。

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前田:なるほどー。BABOKは国際標準なんですね。
    今後、上流工程人財にとってのバイブルになっていきそうですね。

大木:もちろん、そうさ。属人化されている上流工程を知識体系化したことは大きな意味があるからね。
    前田もしっかり勉強しておくんだぞ。

前田:はい。しっかり勉強します。
    これをおさえれば、上流工程をバッチリ進められますよね!

大木:頼もしいねぇ。ただ、現実はそんなに単純じゃないからな。
    BABOKを理解すればすべてうまくいく、そんなことはないんだぞ。

前田:BABOKだけではダメですか・・・。

大木:そう、上流工程を成功に導くために重要なポイントがほかにもあるのよ。

前田:えっ、ほんとですか。じゃ、さっそく教えてください・・・あっ、ダメだダメだ。
    今日は、2700のライブがあるんだった。楽しみー。
    ということで大木さん、来週また教えてくださいね!

大木:はいはい、また来週な!

大木:こんにちは!富士通ラーニングメディア・コンテンツ第一部の大木です。
    上流工程やプロジェクトマネジメント、サービスマネジメント等の研修を担当しています。

前田:こんにちは!同じくコンテンツ第一部の前田です。入社3年目です!

大木:いやぁ、新年を迎えたねぇ。前田は2012年、何に注目している?

前田:注目しているものですか。そうですねぇ、やっぱりAKB48です。
    昨年も大ヒットですからね。あとは2700!

20120112_2_2大木:AKBに2700ね。俺も好き好き・・・ってコラっ!
    仕事において注目しているものを聞いてるんだよ。

前田:仕事ですね、すみません・・・えーっと、あっ、そうそう、スマホを利用したシステムに注目してます。
    次のプロジェクトでお客様に提案しようと思っていたんですよ。

大木:ほう。確かにスマホもAKBに負けないくらい大ヒットだったよね。
    でもプロジェクトで活用したいのはスマホだけじゃないんだよなぁ。

前田:えっ、大木さん、何か注目しているものあるんですか?

大木:あるよ。プロジェクトを成功させるために注目しているものが。それは上流工程!
    正確に言うと上流工程を担う人財かな。

前田:えーっ、上流工程を担当している人ですか!!って意外と地味ですね・・・。
    それより、クラウドや仮想化を担当している人、あとはプロジェクトマネージャの方が注目なんじゃないですか?

大木:もちろん、クラウドも仮想化もPMも大事さ。でも今年は上流工程を担う人財が来るーっ、と思ってるのさ。

前田:えっ、そうなんですか。大木さん、もう少し詳しく教えてください!

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<ニーズ高まる上流工程人財>
ビジネス環境の変化が激しい昨今、企業における情報システムは、これまでの業務効率化に加え、ビジネスを変える新たな競争優位の創出や事業スピードの向上、多様化する顧客ニーズへの対応など、経営視点で企業競争力を確保する手段としての役割が高まってきています。

また、クラウドコンピューティングの急速な普及などIT業界を取り巻く環境も変化してきています。

そのような環境変化に伴い、注目されているのが上流工程を担う人財です。
その理由をいくつか見ていきましょう。

<問題の多くは要件定義までの上流工程にあり>
プロジェクト失敗の原因はどこにあるのでしょうか?
情報システムの開発にかかわっている方ならもうお分かりですよね。

下流工程に問題があって失敗するプロジェクトは少なく、多くの場合は、企画、要件定義と呼ばれる上流工程の段階までに、プロジェクトが失敗する原因が潜んでいます。

では、日経コンピュータの調査結果で確認してみましょう。
以下の図表の通り、失敗原因の多くが要件定義までの上流工程に起因していることがわかります
20120112_pj                 
また、品質を高める観点からも上流工程を改善すべき、と考える人は少なくありません。
以下の図表からもその傾向が見られます。
20120112__3                 
このように企画や要件定義などの上流工程での失敗が、開発工数の増加や納期遅延、品質不備など、プロジェクトに大きな影響を与え、結果としてプロジェクトの失敗につながっています。

つまり、プロジェクト成功につなげるためには上流工程を改善する必要があるのです

<クラウド時代の到来>
上流工程が注目される背景として、クラウドコンピューティングの普及もあげられます。
クラウドの進展に伴い、システム導入のアプローチも以下のように変化してきています。

    ITを所有           ⇒   ITを共有
    システムをどう作るか   ⇒   システムをどう使うか
    個別開発          ⇒   共通基盤にあわせた標準化
    自前でシステム運用   ⇒   運用は委託

このような変化の中、SEに対する期待も変わりつつあります。

従来であれば、顧客ニーズにあわせた業務システムを個別に構築していたので、「開発」の部分に期待が集まっていました。

しかしながら、クラウドコンピューティングが普及すると、個別にシステム構築するのではなく、顧客のニーズに合った多様なサービスを提供し、クラウドコンピューティングの活用を含めた「企画・要件定義」や「運用・保守」の展開が求められるようになります。

つまり、「開発」に対する期待は効率化やコストダウンに絞られ、上流といわれる「企画・要件定義」や「運用・保守」において付加価値を創出していくことへの期待が高まっているのです

以下の図表からも、今後の人財ニーズの変化を理解することができます。

20120112__2                  
ここまで見てきたように、プロジェクトの成功のために上流工程を確実に行える人財が求められ、さらにこれからのクラウド時代においては、上流工程での付加価値創出が期待されています。今後、上流工程を担う人財への注目はますます高まっていくことでしょう。

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前田:なるほどー。上流工程人財が注目されている背景がよーくわかりました。
    2012年は上流工程人財から目が離せませんね!

大木:そのとおり!プロジェクト成功のために、上流工程人財は大ヒット間違いなしさ!

前田:大木さん、私も上流工程に興味がわいてきました!
    上流工程をうまく進めるための知識やスキルについても教えてください!!

大木:よしわかった、と言いたいところだが、それについてはまた来週。

前田:えーっ、出し惜しみしないでくださいよぉ!

大木:すまんすまん、今からAKBのコンサート行ってくるんでね!

前田:もう、大木さんの方がAKB好きじゃないですか!来週の回で絶対教えてくださいよ!

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