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2015年7月記事一覧

みなさん、こんにちは。
富士通ラーニングメディアで、プロジェクトマネジメントなどのコースを担当している海老原です。

今回のブログでは、富士通グループの約4500名のプロジェクトマネージャー(以下「PM」)にメルマガ「PM次の一手」を発行する島田さんと、当社ヒューマン・ビジネス分野の講師部門マネージャー平井と、プロジェクトの現場で日々発生している悩ましい問題にどう対応していくか、また、PMの人材育成などを語り合いました。その際の模様をお届けします。

 

講師画像

島田 明門(しまだ あきと)】

(株)富士通ミッションクリティカルシステムズ 基盤ビジネス本部 SI事業部
PMコミュニティ 実践的PM力向上のための問題集検討WG 副主査

ゴルフとランニングが趣味。

 

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平井 亜紀(ひらい あき)

富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業本部 第一ラーニングサービス部長

PM系やヒューマン系などの研修サービスや新しい形態の人材育成サービス開発を担当。

 

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海老原 孝徳(えびはら たかのり)

富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業本部 第一ラーニングサービス部

PM系や上流(要件定義)系の講師を担当、「PM次の一手」の講師も担当する。

 

<まず、メルマガ「PM次の一手」とはどういうもの?>

イメージ図海老原:
今回、新しく提供するプロジェクトマネジメントのコース「PM次の一手」(UAQ53L)は、グループディスカッションを主体としたコースです。(コース概要はこちら)
そのコースのディスカッションの題材に、富士通グループ内のプロジェクトマネージャーを対象に毎月発行されている同名のメルマガ「PM次の一手」で出題している問題を使用しています。
サンプルがこちら。

イメージ図

問題サンプル

 

イメージ図海老原:
このメルマガ「PM次の一手」は、富士通のPMコミュニティの「実践的PM力向上のための問題集検討WG」の皆さんが発行しています。本日は、このWGの副主査を務めていらっしゃる島田さんにお越しいただきました。当社の平井とともに対談いたします。島田さん、平井さん、よろしくお願いします。

一同:
よろしくお願いします。

海老原:
さっそく島田さんにお尋ねします。富士通のPMの皆さんにメルマガ「PM次の一手」はたいへん好評だと伺っています。プロジェクトの現場で日々発生している悩ましい問題に直面しているPMやPMを目指す人に、現実の題材に基づいた4択問題を提供しているそうですが、このメルマガ、そもそもどのような経緯で発行に至ったのですか?

島田:イメージ図
元々は別の方がPMの4択問題を作りだしました。私はそれを面白いと感じてWGに参加し、メルマガに育てました。当初、PMの意思決定は4択問題として成立しないのではという意見もありましたが、読者の反応はとても良好でした。

海老原:
継続して毎月問題を作成する作業は、人材育成に対する熱い思いがなければできないんでしょうね。

島田:
いや、実は思いとか全くありません。自分が面白いと思うので続けています。

イメージ図平井&海老原:
ええっ??(汗)

 

 

島田:イメージ図
メルマガは毎月、約4500名宛てに発信し、毎回200名前後から答案や感想が寄せられます。非常に熱い思いをメールに綴って返信される方も少なくありません。PMとして色々な思いを抱きつつもそれをぶつける場所はなかなかありませんからね。
掲載した問題の解答はその翌月のメルマガに掲載します。解答比率や解説を披露すると反論もウワーっとやってきます。そういう意見はさらに翌月のメルマガに掲載し、意見に対するWGからのコメントも掲載します。このようにメルマガを通してコミュニケーションしているのがヒットしている理由じゃないかなぁ。
読み手からの反応があるから私も面白い。だから私も続けられるんです。

イメージ図平井:
いま、読者から寄せられた反応を拝見していますが、ピュアで真剣な人が多いと感じますね。
読者の意見がメルマガに掲載されるから、また投稿しようと思うのかもしれませんね。これはラジオ番組に投稿する感覚に近いのかも。

 

 

 

島田:イメージ図
そういう世界かもしれない。だから面白がって読んでくれているのかも。
それと、寄せられた回答を分類すると面白いですよ。なかには常連さんもいるのですが、回答パターンから思考の癖が感じ取れますね。ときには自分の意見を曲げない人もいますが、私は、ある程度芯を持ちながら人の意見を柔軟に採りいれて、その芯をうまく修正していける人がPMに向いていると感じます。ここがゴールと思っていたけど、こっちがゴールでいいやと修正し、そのことを周囲に理解させる力が大事です。


イメージ図海老原:
なるほど。ほかにはどのような方がいらっしゃいますか。

島田:
回答者には、消去法で回答を導き出す人、論理的な判断を優先しすぎる人、問題のアラを探して突っ込んでくる人なんかがいます。
思考のクセって案外人によって偏っていますね。

海老原:
どのように回答を導き出すべきだとお考えですか。

島田:イメージ図
直感でまず考え、選択後の状態を頭の中でシミュレーションすることですね。あと、私の場合は過去の経験をうまく活用しています。新しい種類の問題やトラブルはさほど多くないと考えます。ただ、難しい決断をする場合は周囲に遺恨を残さないようにコミュニケーションしながら進める必要がありますよね。

イメージ図海老原:
ちなみにWGでは、どのような手順で問題を作成されているのですか。

 

 

 

 

島田:イメージ図
問題はまずノウハウから検討します。この問題を通じて何を伝えたいか。それから問題を作り選択肢を作ります。選択肢の作成は非常に難しいんですよ。それを毎月締め切りに追われながらやってます。(苦笑)
誤答を含む選択肢を作ったあとWG内で議論します。どれを正解にすべきか、結構意見が割れます。議論が収束したらシニアスタッフなどの超ベテランに第三者レビューをお願いします。すると全く違う意見が出てきたりするからもう大変。(苦笑)
まぁ最終的にはWGの意見を通しますが。(笑)
これだけ議論を尽くしているので質的には担保されていると思っています。

でも、問題作成も結構キツいんだよなぁ、ネタ切れで。メルマガそろそろやめようかと・・・。

イメージ図平井&海老原:
いやいや、ぜひ続けてください。

海老原:
話を元に戻しましょう(汗)。このブログにサンプルとして使わせていただいた問題は、どのように作成されましたか。

 
島田:イメージ図
これは、読者からの提案がきっかけで、小惑星探査機「はやぶさ」をお題にした問題です。「はやぶさ」にはPMの知らない隠し回路があり、それが奏功して無事帰還したことが美談として報道されていたことをヒントにしています。

 

 

 平井:
ところで正解は・・・・。

 

イメージ図海老原:
それは、本コースで紹介しますので、関心のある方はぜひご受講して確認してください。ということで、ここでは勘弁してください。(汗)

平井:
メルマガ「PM次の一手」は、回答者の意見が割れるところに価値があると感じますね。違う意見に耳を傾けないと成長できないし、脳も活性化しませんよね。

 

島田:イメージ図
私も読者に、正解を導き出すことが目的ではないと伝えているのですが、それでもなかにはご自分の回答が不正解であることに納得できないと噛み付く人がいますね。(苦笑)

 

 

 

<PM人材を育成するには・・・>

 海老原:
少し話題を変えて。今度はPM人材育成について平井さんのご意見をお聞かせください。


イメージ図平井:
当社は受講者の皆様にお越しいただいている「場」の価値を向上させたいと考えています。例えば「あえて教えない」「プロジェクトの課題を受講者に持ち込んでいただく」「知識の部分はeラーニングで事前学習いただき、水準を合わせていただたうえで意見交換に臨んでいただく」など、様々な形態の人材育成に取り組んでいます。他流試合という、同業だけど色々な背景を持った他社の方同士でのディスカッションなども開催しています。
今回の「PM次の一手」は、このような場の価値を高められる素材として本当に良いものを提供していただけたと感謝しています。

 

島田:イメージ図
実は「PM次の一手」は、PMAJ(日本プロジェクトマネジメント協会)でもPM育成を意図したディスカッションの素材として活用したことがあります。そのときは2時間で、採り上げたケースも3つほどでした。参加者は色々な業界から集まるため考え方が全然違う。同じPMでも私たちのようにプログラムを書くようなプロジェクトばかりではありません。例えば機械を作るようなプロジェクトを担当している人たちだと意見が全然違うんです。そういう人たちを集めて議論されるととても面白いんですよね。で、議論していくとだんだん意見が集約され正解に近くなっていきます。

 

イメージ図平井:
PMBOKのような整理された知識を獲得しているが故に意見が集約されていくのでしょうね。経験との両面が必要なのだろうと思います。

 

 

 

 島田:イメージ図
ディスカッションの場面では、何人かで話し合って正解に近づくというミッションと、多様な意見を抽出するというバランスが難しいと感じました。個人単位で検討するほうがより多様な意見が出てきますから。そこがちょっと難しい。
若手や新入社員に解かせても面白いかもしれませんね。ほかにもグループごとに問題を作らせるのも面白いかも。アイスブレークとして採りいれたり。

 

イメージ図海老原:
講師としては、参加者のレベル把握にもなりますしね。参考になります。

平井:
このコースは、PMの悲喜交々(ひきこもごも)、触れたくても触れられない嫌なことも話しあえるというのがひとつの価値だと感じています。
「PM次の一手」は、PMのプロである皆さんの経験に基づく素材であり、それをオープンにしていただけたことを嬉しく思います。

 


イメージ図平井:
島田さん、ひとつ質問していいですか。PMの皆さんはどういう時に「ああ、プロマネになれたな」と実感されますか。修羅場を乗り越えたときですか。

 

 

 

島田:イメージ図
人によって違うと思います。私は入社後ほどなくしてサブリーダ的な役割を任されました。プロジェクトは生ものでありメンバも関係者も毎回変わります。同じことも発生しない。なので常に悩んでいるし私はPMとして一人前だとは思っていません。例えば1000人のメンバをマネジメントしなければならないような案件は経験したことがないし私には想像もつかないです。

 

 

イメージ図海老原:
ところで日焼けして健康そうですね。お休みの日は何をされていますか。

 

 

 

 

島田:イメージ図
ゴルフが趣味。あとランニング。方向だけ決めて20kmほど走り、そこで飲み食いして電車で帰ってくるとか(笑)
楽しいよ。時速8~9kmのゆっくりした速さなら苦になりませんよ。

イメージ図平井:
その経験はPMとして役立っていますか。

島田:
役立たないよ(笑)

平井&海老原:
(笑)

 

イメージ図海老原:
ところで、今の職場に外国人はいますか。

島田:
中国人が大勢いますよ。

海老原:
実は次のステップとしてこのコース「PM次の一手」を英語化して外国人にも展開できないかと画策しています。国別の回答傾向の違いなどが出ると思うので、それが多様性を学ぶ素材になるのではないかと思いまして。

海老原:
それでは最後に、島田さん、平井さんから若いPMに熱いメッセージをお願いします。

島田:イメージ図
う~ん、あまりないんだけどなぁ・・・。
「やりたいことがあればやらなきゃ損だよ」ってことかな。WGのような活動も自分でやるべきだと思わなければ降ってこないよと。
色んなところに首を突っ込んでほしいなぁ。そうやって経験を積むことで厚みができていくんですよね。厚みがないとつまらないし、面白くないんじゃないの。

 


イメージ図平井:
一回しかない人生、自分で色々なことにトライできるようになるには主体性が必要です。皆様が主体的なPMとして成長される場が当社にはありますので、ぜひご利用ください。

 

 

 

 

イメージ図

 

<コース紹介>

☆コラムでご紹介した富士通PMコミュニティの経験と実績がつまったメルマガ「PM次の一手」の問題をディスカッションの題材にする、グループディスカッション主体のコースです。

2015年8月26日からご受講いただけます。ご興味のある方は、ぜひコース概要をご覧ください。

 PM次の一手 ~富士通SEの『定跡』に学ぶ~ (UAQ53L)

 ☆そのほかのプロジェクトマネジメント関連コースもご参考にしてください。

プロジェクトマネジメント関連コースマップ

みなさまと講習会でお会いできるのを楽しみにしています!!

 

 

 

 

 

こんにちは、富士通ラーニングメディアの今村です。私は普段、「Webアプリケーション開発」や「クラウドコンピューティング」、「タブレットアプリケーション開発」など、トレンド分野のカリキュラム策定や教材開発を担当しています。
さて、皆さんは「Web標準」と聞いたことがあると思います。Web開発において、「Web標準」の技術で開発することが主流となってきています。
今回は、マイクロソフトのWeb開発アプリケーション技術 .NETでWeb標準指向の開発を行う方に知ってもらいたい技術のASP.NET MVCについてご紹介します!

 

講師画像

今村 可奈(いまむら かな)

学生時代はパソコン操作よりもブルドーザーやショベルカーで森を切り開いていたことの方が多かったという異色の経歴。入社してからMicrosoftの開発系技術(ほぼ)ひとすじで、講師やカリキュラム企画、教材開発や実際のアプリケーション開発などに携わっている。1児(とても可愛くてナマイキ盛りの女児)の母のつもりだが、もしかしたら2児(メガネの似合うイケメン(主観)アラフォー男児と女児)の母なのかもしれない、と考えはじめている。趣味はカメラとお酒。

 

<ASP.NETでのWebアプリ開発>

Microsoft社の提供するASP.NETによるWebアプリ開発のフレームワークとして、主に以下の2つが挙げられます(他にもあるので、気になる方は「One ASP.NET」のキーワードで調べてみてくださいね!)。
 ・ASP.NET Web Forms
 ・ASP.NET MVC

ASP.NET Web FormsはASP.NETのリリースと同時の2002年にリリースされており、数年前までは「.NETのWebアプリ」と言えばASP.NET Web Formsのことを指すと言っても過言ではないほどのものでした。
これに対して、ASP.NET MVCは2008年にリリースされ、HTML5をはじめとする最新のWeb標準技術をサポートしながら、着実にバージョンを重ねています。Microsoft社による新機能の搭載や情報提供もASP.NET MVCやその周辺技術を中心に行われている状況です。
しかし、この2つのフレームワークは単に「古いもの」と「新しいもの」、と括ることはできません。現在でも、ASP.NET MVCよりは頻度や数は少ないものの、ASP.NET Web Formsに対する新機能の提供も行われています。つまり、ASP.NET MVCはASP.NET Web Formsを置き換えるものではなく、適材適所の使い分けが重要と言えます。

 

<ASP.NET Web FormとASP.NET MVCとの違い>

ASP.NET Web FormsとASP.NET MVCとの違いの一部をご紹介します。

イメージ図

 

プロジェクトの要件やアプリの仕様を中心に、どちらのフレームワークを使うのか選択することになりますが、一般的には、開発者によるドラッグ&ドロップを中心とした容易なUI開発や、デスクトップアプリケーション同様の開発手法であるイベントドリブン型、VB6.0やWindows Formsからの移行などを重視する場合はASP.NET Web Formsを、Web標準への対応やデザインを重視したUI開発、テスト容易性などを重視する場合はASP.NET MVCを選択すると良いでしょう。また、開発者のスキルセットやチーム編成なども考慮すると、より適切な選択が可能になります。

イメージ図
ASP.NET MVCで開発するアプリイメージ

 

<ASP.NET関連のトレーニングコース紹介>

富士通ラーニングメディアでは、2015年8月より、Microsoft社の公式教材を使用したASP.NET MVCに関するトレーニングコースをご提供いたします。メインで使用する公式教材は英語版のものですが、当社オリジナルの日本語版補足資料とオリジナル実習問題をご用意しております。メイン教材に数多く掲載されているコード例を深く理解したり、最新のASP.NET 5の情報を補ったりするために、オリジナルの日本語版補足資料を使用します。また、日本語版のオリジナル実習問題を使用してASP.NET MVCアプリを開発することで、具体的な操作やコードの記述について、効果的にスキル習得できます!

ご興味のある方は、是非コース概要をご覧ください。

ASP.NET MVC 4 Webアプリケーションの開発(短縮)(UUM11L)」

その他、ASP.NET Web Forms関連のトレーニングコースもご用意しております。
Visual StudioによるWebアプリケーションの開発(基礎編) (UUL87L)」
Visual StudioによるWebアプリケーションの開発(応用編) (UUL88L)」

みなさまと講習会でお会いできるのを楽しみにしています!

みなさん、こんにちは。
富士通ラーニングメディアのグローバル研修の企画・実施~運営を担当している石橋と、国内研修の企画・開発・実施を担当している塙です。

今年もATD ICEの季節がやってまいりました。ATD ICEとは、Association for Talent Development International Conference & Expositionの略称で人材開発に関する世界最大の会議&展示会として知られています。毎年5月にアメリカで行われ、2015年は5月17日(日)~5月20日(水)にフロリダ州オーランドのOrange County Convention Centerで開催されました。
当社では、毎年ATD ICEに参加することで研修や人材開発の最新トレンドをチェックしています。今年は幸運にも我々が任命され、参加の運びとなりました。
石橋&塙がATD ICEで見てきたこと、感じたことを3回にわたりお伝えしています。

さて、最終回では、ATDの企業展示から見えた世界的に共通する人材開発サービスの傾向などをご紹介します。

 

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グローバルラーニングサービス部:石橋 宏路(いしばし ひろみち)

英語によるIT・ヒューマンスキル研修の実施など、国内や国外向けのグローバル案件の企画~実施、運営まで幅広く担当しています。
趣味は旅行でこれまでに国内外含めて色々なところに行きましたが、日本でのお気に入りは常駐経験もある沖縄です。

 

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西日本ソリューション部:塙 陸一郎(はなわ りゅういちろう)

主に国内研修の企画・開発・実施を担当しています。現在は、Windows関連コースを中心に、データベース関連コース、ITサービスマネジメント関連コース、ビッグデータ関連コースを中心に担当しています。
遠い昔に、修士課程にて、教育工学(主にeラーニングやインストラクショナル・デザイン)や教育心理学を専門とする教授のもとにいました。

  

<企業展示から見る、人材開発サービス>

全体的な傾向としてはATDの名のとおり、タレントデベロップメントを主とした企業展示が多かったです。そこに共通していたキーワードはリーダーシップとグローバルです。リーダー不足は世界的な傾向で、特に言語や文化など異なる背景を持つメンバーを統括するグローバルリーダーの育成支援サービスを売りにしている企業が印象的でした。また、リーダーシップ研修といえば日本ではクラスルームトレーニングが一般的ですが、EXPOではeラーニングやモバイルラーニングをはじめ、様々な学習手段を提供していました。さらにタレントマネジメントシステムの一機能としてアセスメント機能を提供し、リーダーとしてのポテンシャルを測る機能の紹介も見られました。

 

<ATD ICE 2015に参加する意義とは>

ATDによれば、ATD ICEに参加する主な理由として、以下が挙げられています。

・この分野最大の会議で、自身の発展のための多数の選択肢を探求できる。
・最高レベルの教育セッションから学べる。
・世界的に高名な講演者の話を聴ける。
・世界中の同じ志を持つ人々とのネットワーク作りができる。
・世界規模の EXPO を経験できる。
・ご自身の実践を今日の産業リーダーの実践と比較できる。

出典:ATD Conference Brochure Japanese

ここまでで、基調講演やセッションではその分野の第一人者が発表すること、セッションやEXPOの数が膨大であること、ここから世界での人材開発のトレンドや課題を掴むこともできることを書いてきました。最後に、「ネットワーク作り」について紹介します。

ATDのセッションは、講演者が終始一方的に話すという形式は少なく、参加者同士のディスカッションが非常に多いです。このディスカッションを通じて他国の人材開発の課題を肌感覚で知ることができるのは、一つの特徴です。また、日本人参加者同士の意見交換会もあり、ATDの内容を踏まえた上で日本や自組織に不足しているものなども共有できます。
このように、人材開発におけるトレンド、ベストプラクティス、知見を様々な角度から得ることができるのが、ATDの醍醐味かと感じました。

 

番外編1
<番外編:ATD新聞>

富士通ラーニングメディアの塙です。今回はATD新聞についてご紹介します。カンファレンスの2日目からは、新聞が登場します。文字通り紙の新聞ですが、中身はもちろんATD ICEについてです。たとえば、「記者によるセッション報告」「基調講演のあらまし」「ATDの動向」「ATDの書籍紹介」「スポンサーの広告」などなど。本年のATD ICEの概要を知るうえでも、役に立つものです。
この新聞はキオスクなどで売っているわけではなく、会場内でスタッフの方が配ってくださるものです。が、部数が決まっているのか、夕方には見かけなくなります。午前中限定で配るなんて、何か号外みたいで、手に入れると少し嬉しくなります。

急に話が逸れますが、ATDはATD ICE 2015用のスマートフォン向けアプリも提供しており、そこでは自分のスケジュール管理やセッションのスライドをダウンロードできたりします。テクノロジーの活用度合いには、「さすが、世界最大級のカンファレンス」と思いました。参加者の多くもタブレット端末を使用しており、デジタルな空気が満ちあふれています。
そんな中で、紙の新聞の登場といったアナログな面があると、「これはこれでよいな」とホッとします。

「デジタル vs アナログ」のような対比がよくありますが、これらは対立(一方が他方を淘汰)するものではないですよね。双方に長所と短所があり、大事なのは適材適所かと。
人材開発も同じで、デジタルへの移行はもちろん進んでいますが、アナログが消えるわけではなく、「それぞれをどのような場面でどのように活用していくか」が今後の人材開発の課題かと思います。
なんて、ちょっと無理やり本編側とつなげてみました(笑)

  

番外編2
<番外編:ATD EVENTS APP>

富士通ラーニングメディアの石橋です。今回は、私が大会期間中に重宝した「ATD Events App」をご紹介します。300以上もあるセッションは主に5/16~20の同一時間帯に開催されます。その数は時間帯にもよりますが、多い時は20以上ものセッションが同じ時間帯に行われます。そのため、事前に自分が参加するセッションをスケジューリングしておく必要があります。この作業をやっておかないと毎回参加セッションを検討するという悲惨な状況に陥ります。そこで私が活用したのはATDが提供している無料アプリ「ATD Events App」です。

ATD Events App

PC、スマートフォン向けに同じ機能が提供されており、私はPCで参加セッションのスケジュール作成を行い、会場ではPCで作成したスケジュールをスマートフォンで確認していました。セッションとセッションの間は基本的に30分間でしたが、巨大な会場を隅から隅へ移動するには15分程度かかることもあります(ATDスタッフの中にはセグウェイで会場内を移動している方もいるほどでした)。また、人気のあるセッションは席が埋まってしまうと入場できないため、速やかな会場間の移動が求められます。そんな中、大会期間中は「ATD Events App」の活躍により、自分が希望するセッションへ確実に参加することができました。スケジュール管理機能以外にも会場全体図、EXPO、周辺レストランの情報が確認できる機能等があり、初めて会場に訪れた人にとって「ATD Events App」は必須のアプリだったと思います。
改めて自分のスケジュールを見直し参加セッションを振り返ると、自分の業務に最も関連しているラーニングデリバリーのセッションに多く参加していたことがわかります。もし来年以降参加する機会があるなら異なる視点でスケジュールを組むかもしれません。参加者によって楽しみ方が異なるというのはATDの魅力の1つですね。

 

<関連リンク>

【今求められる人材】従業員の力を最大限に引き出すために必要なものは!?~世界最大級人材開発会議ATDから見えた人材開発の最新トレンド(1)~
 
 【今求められる人材】"気軽なコーチング"として"モバイルラーニング"は適してる?!~世界最大級人材開発会議ATDから見えた人材開発の最新トレンド(2)~
 

 

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