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2014年4月記事一覧

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
富士通ラーニングメディアでグローバル研修の企画・実施運営を担当している鎌田(かまだ)です。

 

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ちなみに、私はこんな人

グローバルラーニングサービス部:鎌田 晶子

グローバル研修の企画・実施運営を担当。英語で講習会を実施することもある。
現在は英語、中国語(北京語)、ロシア語を勉強中。近々行ってみたいと思っているのは、モンゴルとイラン。世界を駆け回る当社の元気むすめ。

 

多くの企業でグローバル化が叫ばれ、グローバルビジネスに対応できる人材の育成が急務とされています。当社では、そのグローバルSEを育成するために、必要なスキルカテゴリの明確化およびそれらのスキル習得のための研修を提供しています。既に国内からグローバルビジネスに対応している人、海外駐在経験のある人、TOEICスコアが400点台で英語はちょっと苦手...と感じている人など様々ですが、いずれも今後グローバル商談において一線で活躍していく方が対象となっています。彼らの研修中の姿を見ていて感じたことを、もとに、グローバルビジネスに対応できる人材に必要なスキルについてお話していきます。

 

<なにはともあれ、英語?!>

「グローバル化」と聞くと多くの方がまず「英語」を思い浮かべるようです。グローバル研修受講生のなかでも「私は英語ができないから、グローバルビジネスは難しいんじゃないか」と感じる方は少なからずいらっしゃいます。では、英語ができれば誰でも問題なくグローバルビジネスをこなしていけるのでしょうか?
ご自身の職場に外国から来られた方がいると想像しやすいと思いますが、彼らが日本語ぺらぺらだったとしても、日本人(ここでは日本で生まれ育った人を指します)と考え方が異なっていて、意思疎通がうまくいかないことがあった!という経験はないでしょうか?
おそらくその原因のひとつは文化的背景が異なることかと思われます。うわべだけ言葉は追えても、「この人はどうしてこんな発言をしたのだろう」というところまで意識がいかないと、相手の伝えたいことを理解するのが難しくなってしまいます。言語はあくまでツールにすぎません。できるに越したことはないけれど、それだけでは不十分ということです。
ここで、相手の発言の裏づけを知るひとつの手段として、異なる文化の方の考え方を知る「異文化理解力」が求められます。

 

<スーパーの前には何がある?>

先ほど、言語を学ぶだけでは不十分とお話しました。ここでは、その言葉を発する背景、つまり考え方の違いを知ることについてお話します。例として、中国と日本の考え方の違いを下記に図で表してみました。

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 「スーパーの前には何がありますか?」と聞かれたとき、日本の考え方だと「学校」と考える方が多いです。起点をスーパーにおいて、そのスーパーから見て目の前にあるのが学校という考え方です。
これに対し、中国の考え方ではスーパーの前にあるのは「郵便局」です。ここで日本との大きな違いとなるのが、『自分がどこに立っていて、どっちを向いているか』です。自分は十字路に立っていて北の方向を見ている。そうするとスーパーよりも前にあるのは郵便局だという考えになるわけです。(同様に、南を向いて立っている場合は、スーパーの後ろに郵便局があるということになります)
この考え方の違いを知っておかないと、道案内ですらものすごく時間がかかってしまうことにもなりかねませんね。
私がこの考え方を初めて知ったとき、中国の考え方が日本と異なることに驚かされましたが、それ以前に「日本の考え方」が当たり前になりすぎていて、今まで気づいていなかったことに自分自身で驚いてしまいました。

 

<異文化を理解することは自国の文化を理解すること>

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 異なる文化の方と仕事をしていると、「今日は結婚記念日なので仕事を休みます」とか、「サーバに砂が入ったので壊れちゃいました」というような、日本では想像もつかない事が起こります。それにより、開発プロジェクトの納期に間に合わなくなってしまったという声も聞きます。そのときに「この人たちはいったい何なの?!」と思うのではなく、自分と文化が異なる人なのだからと受け止めて、彼らと気持ちよく仕事をするためにはどう伝えればいいのかを考える姿勢が重要になります。そのために、彼らが何を大切にしているのかなど知っておく必要があります。これが異文化理解です。異文化理解のためには自分の文化を知り、「『自分の当たり前』が『みんなの当たり前』ではない」ことに気づくことが重要です。情報セキュリティ研修のなかに、「飲んだら持つな、持つなら飲むな」というフレーズがありますが、例えば、イスラム教徒の方から言わせれば、イスラム教ではアルコールの摂取がハラール(ご法度)となっているため彼らにはこのフレーズでは実感がわきません。
異文化の方と接しないとなかなか気づきにくい部分もあるかもしれませんが、語学に対して苦手意識がある方は、まずは異文化理解からグローバルスキルの習得をはじめてみてはいかがでしょうか?

 

当社でも異文化理解のコースとして下記コースを提供しています。
◆Intercultural and Logical Communication(若手向け)
◆異文化対応力向上

ご興味を持たれましたら、是非お問い合わせください

 

 また、語学・グローバル関連オープンコースもご提供しています。こちらもご参考にどうぞ!

英文ライティング
語学
グローバル

 

ブログをご覧の皆様、こんにちは。富士通ラーニングメディアの見越(みこし)と申します。VMwareの認定講師として、仮想化やクラウド研修を担当しています。

 

講師画像

ちなみに、私はこんな人

第二ラーニングサービス部:見越 孝介

Linux、ストレージ、VMware製品などシステム基盤コースを担当。講師でありながらサーバ室で作業することが多く、富士通の作業着にあこがれている様子。
VMware View学習のために自宅に購入したPRIMERGY TX300が割と幅を取るということに、いまさらながら気づき始めました。

 

手前味噌になりますが、当社の講習会の実習環境の一部をクラウド環境で構築しており、4月1日現在32コースをご提供しています。この環境を安心して使っていただくために、しっかりと計算された負荷テストを行い、安定した品質管理を行っています。また、実習環境のセットアップ漏れやオペレーションミスを防止するために、運用自動化の仕組みをクラウド、仮想化担当講師を中心に自前で構築しています。まさに活きた素材です!

今回は、そんな自慢の実習環境クラウド化を支える基盤構築作業の舞台裏について、ご紹介いたします。クラウド環境の構築作業について、研修でもご紹介している「クラウド導入のステップ」を参考にしながら私たちも環境を構築していきました。是非皆さんも参考にしてくださいね。

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さて、基盤構築の舞台裏についてお話する前に、実習環境クラウド化の背景や構成について簡単にお話ししておきましょう。

<実習環境をクラウド化した背景とは?>

お客様から、ITトレンドであるビッグデータやサーバ仮想化などの講習会を「自社会場や地方でも開催してほしい」というご要望をいただいておりました。このような分野のコース実習環境をクラウド上でご提供することで、お客様自身で高スペックなPCをご用意いただくことなく、コースをご提供できるようになり、お客様の利便性が向上しました。

 

<気になる当社の実習環境クラウドの構成とは?>

当社の実習環境は、プライベートクラウドとパブリッククラウドの両方を使用しています。プライベートクラウドはVMware社のvSphereをベースにクラウド基盤を構築しています。パブリッククラウドでは、富士通のクラウドサービスであるFUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5を使用しています。コース内容に最も適したクラウド(プライベート/パブリック)上で実習環境をご提供します。こうした構成にするまで、色々な検討やテストを重ねて運用品質などを議論しました。

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さて、こうした環境を作っていくには、単純にクラウド化するというわけではなく、それ以外にも意識しておかなければならない事が沢山あるのです。

それでは、本題に戻って舞台裏を4ステップでご紹介しますね。

■Step1.仮想化
実習環境クラウド化サービスをご提供するに当たり、まずは仮想化の導入を行いました。30近くある研修カテゴリ(仮想化、最新テクノロジー、言語、Webアプリケーション、データベースなど)の中から代表コースを選定し、部分的に導入し効果を確認することから始めました。

■Step2.標準化
そして徐々に対象コースを拡充しつつ、リソース利用の効率化や運用管理の効率化を目指しました。特定のカテゴリによらない、全体的な視点での効率化を行うには、標準化が必要です。例えば、実習環境セットアップの標準化として、パターンを2つに絞りました。
1つは今までと同様に、実施日前日にマシンを展開するパターン(仮想マシンのテンプレート機能を使用)、もう1つが実習環境をクラウド上に常設し再利用するパターンです(仮想マシンのスナップショット機能を使用)。
このように共通インフラ基盤の運用を標準化するための運用ルールとフローの策定を推し進めることで、日々の実習環境セットアップや新規コース開発用マシンの準備、実習環境のイメージ取得などの運用管理を一元化し、共通インフラ基盤を共有して効率的に利用できるようにしました。
 
■Step3.自動化
さらに、仮想マシン作成の自動化や、利用者に対しての操作権限の委譲により、管理者の負荷を削減するプライベートクラウドの構築を進めました。Step2.標準化にて、実習環境(マシンスペック)のタイプも4つに絞り、仮想マシン作成の自動化を実現しました。

■Step4.サービス化
ここまでの作業はほぼ予定通りに進めることができました。自動化がある程度実現できたタイミングで、実習環境としてサービスの提供もはじめさせていただきました。そして、クラウド実習環境のサービス化と合わせて、新たなサービスの基盤としても利用されることになりました。

(1)クラウド実習環境 × サテライト講習会
その1つが「サテライト講習会」です。サテライト講習会とは、当社講習会をインターネットを介してライブ配信し、同時に複数の地方会場から受講していただくサービスです。これまでの課題として、実機演習のあるコースはお客様先に実習環境の配備が難しいことから当社の地方会場のみの開催となっておりました。そこで、このクラウド実習環境と組み合わせて利用できないかと話になり、新たなサービスを検討しはじめました。
既存のサービスと組み合わせるだけとはいえ、一筋縄ではいきませんでした。元々サテライト講習会では、「受講される方のマシンをモニタリングして、トラブル時に講師が対応できる」仕組みとして、地方会場のマシンに監視ソフトウェアを入れておりました。この仕組みをお客様環境でも実現するのに非常に苦労しましたが、成功させることが出来ました。

(2)クラウド実習環境 × トレーニングジム
[2013年10月24日]掲載の人材育成最前線ブログの記事、【新入社員研修の新しいカタチ~学習効果を高める育成方法~】にてご紹介させていただきました「トレーニングジム」も、クラウド実習環境を利用した当社サービスの1つです。「トレーニングジム」とは、好きなタイミングで好きな部分を鍛える、スポーツジムのようなサービスです。
当初クラウド実習環境は「講習会の時間の間のみ使用する」ことを想定して設計されていました。しかし、このトレーニングジムではお客様の好きな時に使用できるようにする必要があるため、運用ルールの見直しを行い、某お客様ではおよそ2か月もの間フル稼働!を実現しました。

■クラウド実習環境 × ???
この他にも、いくつかのサービスでクラウド実習環境を利用していますが、クラウド実習環境の利活用にはまだまだ伸び代があると考えています。次の「クラウド実習環境 × ???」をぜひ皆さんも一緒に考えましょう!「こういう使い方ができないか?」といったアイディアがありましたら是非教えてくださいね。

また、当社でも仮想化やクラウドのコースを多数扱っています。
サーバ仮想化 / クライアント仮想化関連研修コースのご紹介

そして、ブログでも登場したパブリッククラウドのコース
FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5入門 (UBS55L)

講習会で皆様とお会いできることを楽しみにしております。

それでは、最後に当ブログの名物コーナーであるオススメ書籍のご紹介です。
クラウドと直接関係ありませんが、クラウドを支える重要な要素の一つであるストレージについて詳しく説明されています。

『IT技術者なら知っておきたいストレージの原則と技術』
著者:EMC Education Services 著/株式会社クイープ 訳
出版社:インプレスジャパン
(ISBN:978-4-8443-3351-7)

 

 こんにちは。富士通ラーニングメディア 中村です。またまた2週間ぶりの登場になります。今回でついに私が担当するブログも最終回です。最後までお付き合いいただきありがとうございます。さて、今回初めて見ていただく方のためにいつものプロフィールです(笑)

 

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中村 和人

2014年現在、四捨五入すると五十路という事実から目をそむけ続けている。若く見られたい一心で、40歳から 年甲斐もなくインラインスケートのトリックスラロームという X-SPORTに取り組み、今なお現役選手。2013年、 まさかのこのトシで東京国体出場を果たし、第4位にランクイン。 しかし、スケートを滑っているとき以外は体を動かすたびに 「あいたたたた・・・」と口走る、年相応のおっさんである。

【部長クラス向けサービス】
「新規事業創出実務の支援サービス」
(基本は3日間コースですが、ご要望に応じて2日間で実施することもあるお客様個別研修)

このサービスは、新規事業創出の基となるコア・コンピタンスの抽出、マクロ環境分析、ミクロ環境分析、そしてSWOT/TOWS分析による事業戦略の方向性検討、ドメインマップによる事業拡大の展望、ビジネスシステムによる利益を創出する仕組みの俯瞰、市場規模算出と事業収支計画の試算、そして実行計画の立案と次世代リーダーの育成計画立案まで検討していただきます。アウトプットは、経営会議でコミットメントされるような事業計画です。

図1:新商品・サービス創出と新規事業創出の主な違い

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 なので、オンサイトトレーニング(お客様個別開催研修)のみでのご提供です。もう研修サービスではありません。完全に実務支援サービスです。

このサービスを通じてグループ討議をやっていただいたところ、多くの部長クラスには以下のような特徴が見られました。

 

<さすがに視点は広いがまだまだプレイングマネージャーが多い>

社長や経営層に、事業の報告をする機会が多い方々だけあって、討議内容とアウトプットを見てもビジネスとしての視点は広いと感じます。特に、複数のサービスを組み合わせ、どのような付加価値を生み出すかという検討がしっかりとなされています。しかし、「それは"新商品・サービス創出"の検討ですか? それとも、"新規事業創出"の検討ですか?」 と問いかけると、「あ、前者ですね・・・。(凹)」とおっしゃるチームが多いです。

 

 図2:新規事業創出のプロセス例

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<経営戦略の知識もお持ちでSWOT分析の経験者も多い>

会社の中で、SWOT分析の経験があるという方が大半ですが、そこから事業戦略の具体的な落とし込みができていない方が多いのです。ところが本サービスを通じて、SWOTマトリクスからTOWS分析(詳しくは検索サイトで検索してみましょう)を行っていただき、コア・コンピタンスの検討やマクロ/ミクロ環境分析の結果からどのように経営戦略へとつなげていくのか、また、TOWS分析から事業の展望へとどうつなげるのかというように、いろいろな分析のつながりを指導させていただくと、とたんに生き生きとした経営戦略が紡ぎだされるのです!
つまり、現場ではさまざまな分析がセパレートして行われているということなのでしょう。"SWOTマトリクスを完成させることが目的"のように・・・。せっかく実務の時間を割いてやっているだろうに、もったいない!


さて、4回にわたってビジネスリーダー育成の視点から階層別の特徴を紹介しましたが、ここで切実な課題がひとつ・・・。

今回までの話を振り返り、リーダー/サブリーダークラスも、次世代リーダー/課長クラスも、そして今回の部長クラスも、本当にお世辞抜きで優秀な方が多い。なのになぜ、新しいビジネスに向かってチームが一丸となって歩めない企業が多いのか!?

そう、どのクラスの人材にも問いかけたいのは、自分たちが阻害要因になっているということはないですか?ということです。 何に対しても、まずはできないと答えてしまう社員や、部員の言うことを否定しかしない上司・・・。

人の心の壁と、それが根付いた組織風土はすぐには変えられないでしょう。しかし、「明日のメシの種を創らなければ自社に未来はない! 自分たちでそのメシの種を創るんだ!」という想いを各クラスのメンバーで共有し、阻害要因を一緒に乗り越えていくんだという風土を創ること。そのために、人材育成サービスで何ができるのか?

マインドも大事。しかし、マインドだけに頼るのではなく、メンバーから管理職までが同じ方法論を実践して、新規ビジネス創出という実務を題材として真剣に検討するという体験を積んでいただければ、まずはチームで方向性を共有し、同じスキームで新規ビジネスを検討するという土台を築けるのではないかと考えたのです。その上で、マインド面を受講生に問うのです。

実際、今回紹介したビジネスリーダーを対象とする実務支援サービスは、階層別研修のリアルな実現方法としてご採用くださる企業が増えています。

研修を研修で終わらせない。実務に役立ってナンボ。そのためのサービスを今後も日々、提供し続けていきます。


それでは、最後に名物コーナーのオススメ書籍のコーナーです。
「バランスト・スコアカードによる戦略マネジメント」
ニューチャーネットワークス(編)
伊藤武志(著)
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
・ ISBN-10: 4820740652 
・ ISBN-13: 978-4820740650

 

あらためて、ご紹介します!~当社のオススメコース~
「ビジネスリーダーのための行動実践ワークショップ~お客様を理解し、仕事を動かす~」

「ビジネスリーダーのための行動実践ワークショップ ~将来像を描き、成果を生み出す~

 

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