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2014年2月記事一覧

ブログをご覧のみなさん。こんにちは。
富士通ラーニングメディアでコンサルティングスキルやSEの上流工程の研修を担当している今垣 勝雄(いまがき まさお)です。

 

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今垣勝雄はこんな人

主にICT業界にて、営業やSEを経験し50歳より講師。
お客様や多くの方々に支えられ、培ってきたものを、少しでも皆さんの仕事に役立てていただければという思いで講師の道を 選びました。
受講者の方から多くの気づきをいただきながら、まだまだ勉強、研鑽する毎日です。
いつまでも気持ちだけは若く熱き思いを持っていたいと考えています。
趣味は、ヘボゴルフと鮎の毛バリ釣りです。
月1ゴルフですので、なかなか上達しませんが、 メンバーとわいわい楽しんでいます。
鮎の毛バリ釣りは、年数回、釣り仲間と川原で酒を酌み交わすのを楽しみにしています。

 

突然ですが皆さん、コンサルティングスキルというと、
・SEの自分には関係ない ・営業の自分には関係ない ・間接部門の自分には関係ない

などと考えていませんか?

私は、コンサルティングスキルは、全てのビジネスパーソンに身につけていただきたいスキルと考えています。そして、ビジネスシーンだけではなく、プライベートにおいても有効なスキルであるとも考えています。

そこで、今回は、公私共に役に立つ、コンサルティングスキルについて、以下の順でご説明したいと思います。

(1) コンサルティングスキルの必要性
(2) コンサルティングスキルのベースとなる思考法
(3) コンサルティングスキルを自分のものとするために、日頃から何をすべきか

 

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<(1)コンサルティングスキルの必要性>

日常生活において、さまざまな問題に遭遇することがあると思いますが、その時は、どのようにして解決策を考えたのでしょうか。
コンサルタントに相談しましたか?カウンセラーに相談しましたか?
おそらくは、ご自身で、問題の解決に当たられたのではないでしょうか。

仕事においても、日々さまざまな問題に遭遇していると思います。
その時は、どのようにして問題を解決していますか?
コンサルタントに相談しているでしょうか?
おそらく、社内のメンバーなどと問題に対する解決策を検討したのではないでしょうか。

このように、プライベートでも、日々の仕事でも、常にさまざまな問題が発生しています。
そして、その都度、皆さんご自身で、または社内のメンバーが集まって、
1. 問題を整理する 2. 問題の原因を分析する 3. 解決策を検討する

ことに取り組んできたと思います。
コンサルタントは、上記の3つの手順について、分かりやすく納得性のある進め方で解決策を導き出すことをお手伝いしてくれます。
つまり、コンサルティングスキルとは、問題について、分かりやすく納得性のある進め方で解決策を導き出すことができるスキルといえます。
皆さんも、少しのスキルや思考法を身につければ、分かりやすく納得性のある進め方ができるようになります。

ビジネスの環境は、ICTの進化もあり激しく変化してきていますが、思考法の基本は変わりありません。
是非、みなさんもこれらのスキルを身につけていただければと考えています。

<(2)コンサルティングスキルのベースとなる思考法>

コンサルタントは、上記の3つの手順を進める上で、自分なりの
  問題の整理技法 ・問題の原因を分析技法 ・解決策を検討技法

を持っています。
また、いろいろなフレームワークを使って整理・分析することにも長けています。
最近では、デザイン思考やビジネスモデル・キャンバスなどのフレームワークがトレンドになってきており、私自身も研修の中に取り入れてみたいと考えています。

しかし、多くのフレームワークを使いこす必要はありません。
自身が気に入ったフレームワークを使いこなせるようになれれば十分です。

これらの検討技法を効率的に進めるために
・仮説思考力 ・情報収集力 ・論理分析力 ・インタビュー力 ・プレゼンテーション力

のスキルを習得することで、真に必要な情報を収集する力を高め、情報を分析した内容を論理的に説明し、相手を納得合意に誘導することができるようになります。
普段の仕事の中で上司や関係部署を巻き込んで組織を動かしていくためにも、ぜひ習得していただきたいと考えています。

<(3)コンサルティングスキルを自分のものとするために、日頃から何をすべきか>

これらの、技法やスキルは、研修で学ぶだけでは体得することはできません。
・事実を基にどのような仮説が組み立てられるか
・必要な情報をどのように整理するか
・仮説と集めた情報からどのようなシナリオが考えられるか、

など、普段の仕事や生活の中で意識しながら考えることを習慣化することが必要です。

特に難しいことではありません。
日頃から新聞を読み、仕事への影響を考えてみましょう。
入手した情報を整理することを習慣化し、自分なりに整理する枠組みを作って蓄積しましょう。
また、時々本屋に立ち寄って、世の中で話題になっている本など見てください。
そして、発想法などを時々活用してみて、世の中がどうなるのか考えることもしてみてください。

これらを繰り返すことで、コンサルティングスキルの基本を自分のものにしていくことができるようになっていきます。
慣れてくれば、新しいフレームワークを習得するなど、幅を広げるようにしてください。

最後に、当社ブログの名物コーナー【講師オススメの本】で、参考になる書籍をご紹介します。

コンサルティングに関連する書籍は多く出版されています。色々な書籍を読むことも必要ですが、知識を習得する上で、コンパクトにまとめられている書籍を2つ紹介します。

一つ目は、日経文庫で、
ビジュアル ビジネス・フレームワーク 著者:堀 公俊(ほり きみとし)
ISBN:978-4-532-11927-0

二つ目は、PHPビジネス新書で、
戦略プロフェッショナルが選んだ フレームワーク115 著者:丹生 光(たんせい ひかる)
ISBN:978-4-569-81668-5

立ち読みでも結構です。知識を得るには、十分と思います。

 

ご紹介している書籍以外に、私が担当している

「コンサルティングスキル養成~分析力/仮説思考編~」

コースもおすすめです!

 

 ブログをご覧の皆さん、こんにちは。富士通ラーニングメディアでビジネスリーダー育成関連のコースを担当している中村です。今回は、不定期ながら全4回にわたり、「人材面から見た経営課題は?」、「企業が求める"ビジネスリーダー"ってどんな人材?」、そして、「今、各階層の人材にはどんな特徴があるの?」などについて、お客様からの生の声や私がリアルに接した受講者の傾向を交えて語っていきます。

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中村 和人

2014年現在、四捨五入すると五十路という事実から目をそむけ続けている。若く見られたい一心で、40歳から 年甲斐もなくインラインスケートのトリックスラロームという X-SPORTに取り組み、今なお現役選手。2013年、 まさかのこのトシで東京国体出場を果たし、第4位にランクイン。 しかし、スケートを滑っているとき以外は体を動かすたびに 「あいたたたた・・・」と口走る、年相応のおっさんである。

 

 私は講師という仕事柄、多くの企業の経営層、人材育成担当、人事担当、そして現場でOJTを担当されているリーダークラスの方々に、「人材面から見る経営課題」の生の声についてお話を伺う機会が多くあります。そこでみなさまからいただいた貴重なお言葉を一言でまとめると、

「新しいビジネスを、自らが主体となって創り出していく社員がいなくなった。」

でした。その具体的なお話の中には、生々しい現場の病巣がいっぱい。例えば、

「上から言われた仕事だけをそつなくこなす、優等生はたくさんいるんですよね。でも、仕事じゃなくて作業でしょ、それ。

これは多くの企業から共通的に言われた言葉。さらに「あるある感」満載だったのが、食品関係N社のA氏の言葉。

「新しいビジネスの仮説が立てられない。仮説を立てるのが悪いことだと思っている社員もいる。」

仮説を立てるのが悪いこと? と思った筆者。そのあと、A氏はこう続けました。 「上司からの指示を忠実に守るのが自分の仕事だと思っている"作業屋さん"社員のことですよ。自分が持っている"プロとしての提言"を、"余計な口出し"なのではと思ってしまう。」

なるほど、そういう意味でしたか。さらにA氏は、個人の能力や資質の問題だけではなく、このような指摘もされていました。

「有効な仮説を立てられる社員がいても、言いだしっぺが全てやらされ、その責任まで個人に押し付けるような風潮があると、ただでさえ忙しいのにそんなリスクを背負ってまで新しいことをやろうという気は失せますよね。だから企業風土から改善していかないと・・・

仕事の仕方の変化に関する話として印象深いのは、サービス業F社のN氏の話。

「昔は、重要度の高い仕事のアイデアって、チームで検討していました。例えば絶対に落としたくない商談の提案書は、サービス提供部門と営業とが一緒になって徹夜で検討していましたよ。かなりしんどかったけど楽しかったですね。たとえ商談が取れなくても、みんなで一体感を味わいながら仕事していました。

筆者も入社して20数年。バブル崩壊前はそのような検討の場がOJTになっていたのをよく覚えています。先輩方の議論に揉まれて、頭に汗をかきながら成長させていただきました。

「でも今は、一人で仕事をしろって風潮が強くて。そうすると、その個人の能力を超える仕事が生まれないんですよ。」(N氏)

能力の高い"一匹狼"社員がいたとしても、やはり新しいビジネスを切り開いていくには限界があります。SIベンダーR社のI氏は、

「新しいことを検討するためにチームメンバーを集めても、みんなで意見を出しながらシナジーを生み出すという経験が少ない"一匹狼"社員は、チームでのアイデア出しという場をうまく活用できないんですよ。」

チームで検討する文化が一度失われたら、それを取り戻すのは難しいと、筆者も痛感しています。

では、「新しいビジネスを、自らが主体となって創り出していく社員」とはどんな社員なのでしょうか?

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それは「有能な一匹狼」ではなく、チームでシナジーを出せる人材。そして泥臭い行動を最後まで覚悟をもって貫き、実践できる人。そんな人材を企業は求めています。私たちはそのような社員を「ビジネスリーダー」と呼ぶことにしました。

お客様の、ビジネスリーダー育成の実務に対して、研修サービスでどんな貢献ができるだろうか? それが私たちの課題だったのです。せっかく研修を受けても、現場に戻ったらその内容を実務で実践しない/できないでは、研修の効果って一体?ってなりますよね。 

私たちはその答えの一つとして、「ビジネスリーダーのための行動実践ワークショップ~お客様を理解し、仕事を動かす~」「ビジネスリーダーのための行動実践ワークショップ ~将来像を描き、成果を生み出す~の2コース、そして現場のビジネス創出実務支援をテーマとするサービスの提供を開始しました。


現場のビジネス創出実務支援サービスは、リーダークラスや課長クラスには新商品・サービス創出を、そして部長以上には自分の管轄組織の新規事業創出をテーマに、自分たちが実務で本当に やるべきことを検討していただき、それを通じてビジネスリーダーとしての覚悟と行動に責任を持っていただくのです。
特に、部長以上向けサービスのアウトプットは、もちろん経営層にコミットメントしてもらえるようなものを目指していただきます。 と、ここでこのブログが終わったら、
「なんだ、新サービスの紹介か。」と思われてしまいますね。(笑) なので、次回以降はそのサービスを通じて見られた、リーダー・サブリーダークラス、次世代リーダー・課長クラス、部長クラスの傾向をご紹介しますね。

では、最後に当ブログの名物コーナーのオススメ書籍のご紹介です。
経営戦略全史 三谷宏治(著)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ISBN-10: 4799313134
ISBN-13: 978-4799313138

書籍は先達の残した知の財産です。積極的に活用しましょう!

みなさん、こんにちは。イメージ図
富士通ラーニングメディアで ITサービスマネージメントなどのコースを担当している金原です。

今回のブログでは、運用担当者の方にスポットを当てて、効果的な学習法や意識するべきポイントをご紹介したいと思います。
特に、誰もが困るシステム障害が発生した際に正しい対応ができるのか?
実際に、当社の運用担当者との会話の中からポイントをご紹介していきます。

 

某日・・・・
今日は、当社の教室運営や講習会運営の担当者のI塚と新しいコースの運営に関する打ち合わせがあるので来てみたんですが・・・

I塚:
イメージ図金原さん、御疲れ様です。さあ、早速打ち合わせを始めましょう。来期から提供する新しいコースですが、私の経験からすると、たぶん教室のスタッフは新しくできたこのシステムで対応するのは難しいと思います。経験上この手の運営は大概がマニュアル以外のことをやりがちなので、逆にやっちゃいけないことを明確にマニュアル化した方が良いと思います。

金原:
なるほど!でもちょっと待った。今、経験と言ったけど、経験だけで全てのリスクをまとめるのは、それもリスクだと思うし、何かしらのトラブルにつながるかもしれないな。君の言う経験も、実はITサービスマネジメントの世界では体系立てられているんだ。

I塚:
え、そうなんですか。でも、やはりこういうのは経験値こそが大事!

金原:
確かに経験は大事。でも、経験できていない部分でトラブルが起きたらどうするの?

I塚:
う・・・・それは・・・・

金原:
だから、運用もしっかりと体系立てて学んでおくことが大事なんだ。ちなみに、ベストプラクティスと言われているITILでは今のITサービスマネジメントは大まかにこんな体系になっているよ

イメージ図

※ITサービスマネジメントの仕組みを簡略化して示した図です

金原:
体系立てて理解をすることは大事ではあるけど、特に重要なのはこんなのかな

 

<初動の巧拙が結果に大きく影響する>

世の中で近年発生している、重大システム障害の多くは、初動のミスが大きく影響していることが多いんだ。規模の大きな複雑なシステムになればなるほど、構成する機器や利用する拠点の数も増え、基本的なミスが命取りになるんだ。

I塚:
確かに最近のシステムは複雑になってきてるし、ついつい仕組みが難しい部分に目が向いてしまって基本的な部分を見落としたりするなあ。また、その基本というのがどこの基本なのかがわかりにくい。やっぱりそれこそ経験が・・・・

金原:
いやいや、経験で全てを片付けるのは危険だよ。

 

<障害対応はステークホルダの把握と適切な情報連携が全てである>

障害対応で最も意識しなければならないことは、業務影響を最小限にとどめることだよね。
運用側では復旧にかかる時間を最小化することを最も強く認識しなければならないわけでそのためには、障害対応の中で巻き込むべきステークホルダを早期に把握し、それぞれに対して必要な情報をいかに引き出せるか、また与えられるかが障害対応の大きなポイントになる。君の言う基本的な部分は、人間関係やコミュニケーションの中に含まれているんだ。だから、それを予め知っていれば、一人で抱え込んで復旧にかかる時間が延びるなんてことも無くせるよね。

I塚:
そうか、そういう「なんとなく自分がやっている」ことを意識して「学ぶ」ことをすれば「なんとなく」が明確な目的になって行動にメリハリが出ますね。

金原:
あともうひとつ、とても重要なことがあるんだ。

 

<SLAはひとつの指標であり、最終目的ではない>

システム運用部隊の責任としては第一義的にはSLAで定められた内容を確実に遵守し、実行するということになるけど、ただそれだけ行っていればよいわけではなく、システムの先に存在する顧客、業務、顧客にとっての顧客、社会的信用という無形の資産などを意識し、SLAの有無にかかわらず、誰に対し何がやれるか、何をやるべきかについて常に考える必要があると思うんだ。うまい表現とは言えないけれど、おもてなしの心というか、お客様起点の考え方が一番重要じゃないかな。

I塚:
確かに。色々なステークホルダと関わって人間関係が出来てくると、なんとかしてあげたいって思いますもんね。でも、「運用」というとイメージでお客様と合意したことだけ最低限やることが全てと思ってしまう人もいる。でも、そうじゃないんだって世の中のフレームワークで示されていることを知れば、考え方も変わって来るかな。

金原:
経験豊富な人ほどこういうのが出来ている人が多いよね。それは経験で身に付けたもので、それはとても大事なこと。でも、これまで話してきたことは予め知ってさえいれば、翌日からだってできることばかりだよね。言い方を変えれば、それを意識して行動すれば、経験豊富な人に近いパフォーマンスになるかもしれないということなんだ。

I塚:
なるほど、やっぱり経験と学びはセットがベストなんですね。

金原:
その通り!こういう運用に対する考え方は、例えば実際にシステム障害などが起きた時に役立ってくるんだよ。もちろん、経験できることはとても大事なことだけど、障害は沢山おきたら困るし、経験したくはないからね。だから研修を使って事前に経験、トレーニングすることも有効な方法だと思うよ。

I塚:
そうか~。自分はシステム障害に立ち会った経験が無いから、実際に発生したら何をしたら良いか戸惑うだろうな。

金原:
そういう人のために「システム障害対策と対応(トレーニング編)」というコースを作ったんだ。受講してみたら?

I塚:
そうですね。事前に体験できるのは自信になりますしね。でも、自分は「知識」という点では経験に頼っていたから自信が無いです。ITサービスマネジメントを勉強するのにオススメの本とかありますか?

金原:
「ITIL入門 ITサービスマネジメントの仕組みと活用」
(野村総合研究所システムコンサルティング事業本部)
 ISBN-13: 978-4881666227
「ITサービスマネジメント 事例に学ぶ実践の秘訣」
(itSMF JAPAN)
 ISBN978-4-7981-3256-3
とかいいんじゃないかな。

I塚:
よし、早速買ってこよう、金原さん、ありがとうございました!

金原:
行っちゃった・・・・打ち合わせは?(汗)

さて、これまで障害対応についてお話してきましたが、やはり運用というものを全体的にしっかりと体系立てて知っておくことが重要と考えています。
当社にもITサービスマネジメントのコースを取り揃えておりますので、是非ご覧ください。(私が語るシステム障害トレーニング専門コースの実習ガイダンスもあります)

障害対策トレーニングコースを含めたオススメコースはコチラ

 

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