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2013年7月記事一覧

みなさん、こんにちは!イメージ図
ナレッジサービス事業部の橋本です。
ICTを活用し、学習効果を高める研修サービスの企画を担当しています。

今年5月に東京ビッグサイトで開催された教育ITソリューションEXPOに出展し、当社の考える、さまざまな新しい学びのカタチをご提案させていただきました。
その一つが、"「納得」「発見」対話で学びを深めよう! ~オンラインで学び、リアルで教え合う Flipped Learning~" です。

今回は、この"Flipped Learning"、つまり"反転学習"について、当社の知見をご紹介します。

<"教室での学び"と"自宅での学び"を反転させた学習>

みなさんは「反転学習」という言葉をご存知でしたか?

一般的な学習のスタイルは、教室で講義を受け、自宅で宿題や課題に取り組むものですね。
しかし、ICTの技術進歩によって、さまざまな学びのスタイルが登場してきています。
古くは、CAI(Computer Assisted Instruction)教材やパソコン通信を用いた研修から、インターネットによるeラーニングやスマートデバイスによるモバイルラーニングといったものです。
これらの登場により、講義を受ける場所は何も教室に限ったものではなく、「いつでも」、「どこでも」、それも「自分のペースで」学習できることを可能にしました。

自分のペースというのは、決められた場所や時間の制約の域を超えるだけではありません。
必要な講義部分のみ(例えば3章のみ)をストリミーング映像で視聴したり、理解度などに応じて、倍速モードで素早く学習したり、逆に再生速度を遅くし、じっくり学習するということもできるのです。

学びは何も自宅やオフィスに限定される必要はなく、スマートフォンで通勤通学途中の電車・バスの中や、ちょっとしたスキマ時間を利用して学習ができる時代です。

つまり講義は決められた時間と場所(教室)で受けるのではなく、自宅や職場もしくは通勤途中で学ぶことができ、自宅で行っていた宿題や課題を教室で行うことで、確実に知識習得を実現する学びのスタイルに変化してきています。

これは従来の"教室での学び"と"自宅での学び"を反転させたスタイルであり、「反転学習」と呼ばれる学びのスタイルなのです。
イメージ図
反転学習は、講義を時間と場所の制約から解き放ち、講師やクラスメイトとの対面による真の学びの価値を提供する新しい学びのカタチなのです。


<反転学習の課題とドロップアウトさせない工夫点>

対面によって真の学びの価値を提供する、という反転学習のスタイルは魅力的ですが、それには事前に宿題や課題が確実に履修されていることが必須です。一方で、反転学習にとって、そこが大きな課題ともいえます。

"自分のペースで学習できる"というメリットは、同時にドロップアウトしやすい、というリスクも含んでいますから、いかに最後まで履修してもらうかが重要なポイントです。

そこでドロップアウトさせないために、当社が考える工夫をご紹介したいと思います。

そもそもドロップアウトが起きてしまう理由は何だと思いますか?

その最大要因は、一人で黙々と学んでいるからだと考えます。

ここで言う「一人」というのは学習者一人という意味です。学ぶ同志であるクラスメイトとのコミュニケーションがないとダメだということです。
ですからコミュニケーションを取らなければならないシチュエーションをつくることがドロップアウトを防止する一番の近道なのです。

たとえば、ひとつの課題をクラスメイト全員で取り組ませる方法が容易に浮かびます。
しかし簡単な課題であれば、何もクラスメイト全員で取り組む必要はないですし、かといって難しい課題を用意するといのも本末転倒のような気がします。

そこで、当社が提案する方策というのが次のようなものです。

それは、LMS(学習管理システム)の掲示板を使います。
学びや課題の要所々々で、学んできたことに対する感想や不明点、あるいは意見を投稿してもらうようにします。投稿に対して、他のクラスメイトが何かしらのコメントを返すことを必須とするということだけです。
コメントを返さないと履修が完了しない、つまりは合格しない、という条件を付けることで、必ずコミュケーションが生まれる環境を作り上げてしまうということです。

イメージ図そうすることで、お互いの進捗状況を共有できますし、更にお互いに教え合うことにもなるかもしれません。
また、自分の投稿が見られることで緊張感も生まれるでしょうし、返ってくるコメントに励まされるかもしれません。
クラスメイトとのコミュニケーションが取り交わされることで、仲間がいるから楽しいと思ってもらえるはずです。
こういった共に学ぶ仲間の存在により、ドロップアウトが防げると考えます。

当社でも、『KnowledgeC@fe in SaaS V3.0』というLMSを利用して、試験的に反転学習を実施しました。

事前に4~5名のグループに分け、用意された課題に対し、LMS内の掲示板に各自の考えを投稿するだけでなく、他のメンバーの投稿に、必ずコメントを入れてもらうようにしました。
グループの全員がコメントしないと次の課題に進めないというルールで取り組んでもらいました。
そして、各グループのファシリテータとして幹部社員を配置し、コミュニケーションをウォッチすると共に、活性化するように、自らの失敗経験を書き込んだり、問を発したりして話しやすい雰囲気作りに努めましした。

このように、事前学習を各自がしっかり行うようにしたことで、その後に教室で実施した集合研修の場では、より深い議論が実現できました。

<新たな価値を提供する学びのカタチ>

イメージ図従来型の学習はもう効果がない、といっているのではありません。十分効果はあります。
しかし、反転学習であれば、事前に自己学習が十分行えているので、教室に集まってディスカッションする際、より高いレベルでの学びが期待できるといっているのです。

また、ファシリテータでもある講師にとっては、進捗状況やレベルを把握できるおかげで、個人個人の考えや理解度に合わせたインストラクションが可能になります。

さらに、事前学習での個人の学び(アウトプット)を、データとして残しておけば、次の受講者がそれを参照することで、個人やコース全体としてのレベルアップがはかれます。
つまり、コンテンツを学ぶだけでなく、先達の知見を学ぶことも可能となるのです。


当社では、集合研修の前に、基礎的な解説部分を事前にeラーニングで学習していただく「ハイブリッド研修」も提供しています。
これは集合研修を補完する手段として、eラーニングを活用するものですが、今後は、よりレベルの高い学びを実現すべく、今まで培った集合研修とeラーニングのノウハウを活かし、これらを効果的に融合したサービスを提供したいと考えています。


現在、自分自身の課題を見つけ、解決していくスキルが求められています。
「課題を見出す力」、「解決する力」を鍛えるには、もっと新しい学びのスタイルを考えていく必要があるのでは、と思っています。

引き続き学習効果を高める研修サービスの提供を考えてまいりますので、ご期待ください!

みなさん、こんにちは!イメージ図
富士通ラーニングメディアで、お客様の人材育成のための助成金活用のご支援を担当している松永です。

前回は、基礎編として、助成金の概要をご紹介しましたが、今回は、実践編として、"もらえるはずの助成金を取りこぼさないためのポイント"を中心にご紹介します。

 

<助成金手続きを行うときのポイント>

申請期限ギリギリの日に、やっと作り上げた申請書類一式を携えて労働局に行ったら、「書き方が間違えている」と言われて途方に暮れた・・・

こんな状況に陥らないためにも、ここで紹介するポイントを実践してみてください。

事前に相談に行きましょう

申請書類を作成する前に必要な情報を集めましょう。
例えば、以下のような情報です。

・「助成金の対象企業であることの確認」、「申請期限」、「必要となる書類」

特に、"事業主都合解雇"がないことを確認しましょう。
"事業主都合解雇"か"自己都合解雇"か、決定しているのはハローワークです。
稀に、「会社の知らない間に"事業主都合解雇"があった」というケースがあります。
「社内説明を終えて申請書類を作成したのに、"事業主都合解雇"があってNGでした・・・」という事態は、経営的にも精神的にもダメージが大きくなります。

一人の行政担当者とやり取りしましょうイメージ図

毎回担当の方が異なると、その都度、一から説明しなければなりません。
互いに顔を覚えるくらいの関係になることが理想的です。
分からない事をすぐに質問できる状態にすることが大切です。

スケジュールに注意しましょう

支給申請には必ず申請期限があります。

例)訓練期間終了の2か月以内

申請期限を過ぎてしまうと、救済は一切ありません。
失敗の原因に「支給申請を忘れていた」が意外に多いのです。
助成金以外の業務もたくさん担っていると思いますが、手帳に申請期限日を強調しておきましょう。

 押印に注意しましょう

申請用紙には代表者印の押印が必要です。
押印忘れは受け付けしてもらえませんので注意してください。
社内の押印手続きのスケジュールも見込んでおきましょう。

労働局の立場を理解しましょうイメージ図

労働局と連携するためには相手の立場を理解することも必要です。

助成金に関する労働局の役割は二つです。

(1) 助成金を多くの企業に活用してもらう
(2) 不正受給を水際で防ぐ

特に理解が必要なのは、(2) の不正受給防止の役割です。
受付を行う行政担当者は、自分が担当した企業から不正受給が出ることを絶対に避けたいと考えています。
そういう理由から、少しでも疑問を抱いた場合には、角度を変えた質問をしてみたり、パンフレットには記載のない書類の提出を求めたりするのです。

ここで、「そんな書類を出せなんて、パンフレットに書いていないじゃないか!」と怒鳴ってはいけません。行政担当者の疑問が膨らむだけです。
たとえ頭に来ることはあっても、丁寧に対応しましょう。

助成金手続きを行うときのポイントを5つご紹介しましたが、行政担当者と連携する、これが最も大事なポイントです。

 

 <人材育成に利用できる助成金>

次に、教育訓練に利用できる助成金を紹介します。
今の主流は、「日本再生人材育成支援事業」の「正規雇用労働者育成支援奨励金」です。

2013年7月10日に、厚生労働省より、以下の案内が出されました。

日本再生人材育成事業の各奨励金について、「受給資格認定申請」及び「増額を伴う受給資格認定変更申請」の受付を平成25年7月10日から停止いたします。

概要は以下のとおりです。

対象事業主 (1) 健康、環境、農林漁業分野等の事業を行っている事業主
 ※情報通信業は「環境」に含まれます
(2) 受給資格認定申請書の提出日の前日から起算して6か月前の日から支給申請書の提出日までの間に、事業所において雇用する雇用保険被保険者を事業主都合により解雇等(退職勧奨を含む)をしていないこと
支給額 1訓練コースにつき対象者1人当たり 最大20万円
1年度1事業所当たりの支給限度額は500万円です。
対象コース (1)健康、環境、農林漁業等の業務に関するもの
 例)IT技術系のコース
(2)1コースの訓練時間数が10時間以上(Off-JT)であること
主として2日間以上のコース
 ※趣味、教養と区別のつかない訓練などは対象外です。
対象者 正規雇用の労働者
訓練計画期間 原則1年間の訓練計画です。
※訓練に必要な時間数が確保される場合は6か月以上でも可能です。

詳細は、厚生労働省のWebサイトをご覧いただければと思いますが、この制度のメリットは、講習会料金の大部分を助成金でまかなうことができる点です。

例えば、「第二新卒で入社した従業員にネットワーク技術者の研修を受講させたい」というお客様の場合、当社の講習会の中から、次の3コースをお申込みいただきました。
受講料293,160円のうち、千円未満の端数以外は全て支給されたため、お客様の実質の負担額は、1,160円でした。
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年間500万円の範囲であれば、人数・コース数の制限なしに利用できますので、まさに、「教育訓練に予算を割くのが難しい」というお客様にこそメリットのある助成金です。
ただ、助成金支給時期は、支給申請後、2~3か月後になる点は注意してください。

 助成金申請の大まかな流れは以下のとおりで、申請手続きは、研修の前と後の、計2回行う必要があります。
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計画申請のときに作成する申請書が、他の助成金と比べるとシンプルなことも魅力の一つです。
作成する申請書は3種類。
それぞれ、厚生労働省のリンクを掲載しますので、確認してみてください。

(1) 受給資格認定申請書     こちらから確認(PDF)
(2) 職業訓練計画(全体)    こちらから確認(PDF)
(3) 職業訓練計画(訓練コース) こちらから確認(PDF)


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2回にわたり、人材育成に利用できる助成金の概要と、助成金申請のポイントをご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?
助成金申請のイメージをつかめていただけましたか?

もちろん、今からでも助成金を利用することはできます。

助成金活用を検討しているが、どのような講習会を選んだらよいか悩んでいる。
助成金について、もう少し詳しい説明を聞きたい。
そのようなお客様は、是非、毎週水・金曜日に開催している「人材育成無料相談会」へご参加ください。
私をはじめ、助成金に詳しいスタッフが、お客様個別のご相談におこたえいたしますので、お気軽にお申し込みください!

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