みなさん、こんにちは! 富士通ラーニングメディア・コンサル部の鈴木です。
人材育成制度の企画・運用設計・定着支援や、学びのデザインなどを担当しています。
LMS(Learning Management System)は、eラーニングの実施や研修管理に必要な学習管理システムです。
今月は、LMSを学習管理システムとしてだけではなく、新しい学びの場として活用し、社内コミュニケーションの活性化につなげた当社のコンサルティング事例を、4回にわたりご紹介していきます。
1回目は、新しい学びのスタイルについてお話ししていきます。
<LMSは、こう変わる!>
LMSとは、eラーニングの実施に必要な学習管理システムのことで、一般的には以下のような機能を備えています。
・eラーニングの学習・管理
・コンテンツの簡易作成(テストや課題、アンケートなどの作成も可能)
・eラーニングや集合研修、ブレンド研修(さまざまな形態を組み合わせた研修)の管理
・フォローアップメール送信
さらに最近のトレンドとして、以下のような機能も備えているLMSが増えてきています。
・SNSなどのコミュニティ機能
・動画配信
・モバイル対応
モバイルに対応することで、今まで以上に場所や時間にとらわれることなく、いつでも、どこにいても学べるので、学習者の利便性が高まります。
また、実際に開催したセミナーを録画し、動画で配信、共有することで、運営者の利便性も高まります。
このようなトレンドは、学習者、運営者双方にとってメリットが大きく、今後さらに浸透していくものと考えています。
<eラーニングは、どう変わる?>
次に、「eラーニングのこれから」について考えてみましょう。
従来のeラーニングの多くは、表示されたコンテンツを見て学んでいく形式で進みます。
場合によっては、メンターやチューターによる学習者のサポートや、学習の理解度を確認するための小テストの実施など、さまざまな付加運用を行うケースもあります。
ですが、基本は学習者が単独で学習を進めるスタイルです。
当社では、従来のeラーニングのスタイルを発展させ、学習者同士がお互いに考え、協調して学習することにより、コンテンツ(教材)の範囲を超えた学習効果が得られることを期待しました。
そして、学びのスタイルを大きく変化させ、参加者の交流を促進するために注目したのは、SNSやLMSに付加されているコミュニティ機能を活用することです。
学習を進めていく中で出てきた課題について、課題を抱えている当事者だけでなく、コミュニティに参加する複数の人たちで考えることができれば、よりよい解決策の発見につながる、と考えたのです。
<事例紹介:LMSを活用した学びの場の提供>
参加者のコミュニケーションの活性化や、「相互学習」、「協調学習」を実践する場にLMSを活用し、成果を上げた事例として、当社が運営をご支援した「富士通 技術者コミュニティ」をご紹介します。
「富士通 技術者コミュニティ」は、富士通とそのグループ会社に所属する技術者のためのコミュニティで、以下の目的で開設されました。
・技術者の相互交流を通じて高い価値を創造する
・現場技術者のスキルアップをはかる
・社内ネットワークの形成による相互研鑚の場を作る
全国各地でさまざまな業務に取り組んでいる技術者に対して、最新情報を提供したり、集合研修を企画、実施したりするのは難しい場合が多くあります。
また、システムトラブルなどの問題が発生した際に、そのトラブルに初めて直面した技術者の場合、自分1人で調べ解決策を探さざるを得なくなります。
しかし、集合研修に頼らない情報提供や、技術者同士の情報共有が進んでいれば、暗中模索をすることなく、効率的に解決策が見つかるのです。
このような課題を解決するために、身近にあったLMSを活用して、スキルアップや相互研鑚を通して、ビジネス拡大や提案力向上など業務での成果へとつなげることができる★強調文字のタグ 「学びの場」となるコミュニティを構築することになったのです。
次回は、「富士通 技術者コミュニティ」に提供した、さまざまなコンテンツについてご紹介します。
どんなテーマを選定したのでしょうか?次回をお楽しみに!
※次回は1月17日にお届け予定です。
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