みなさん、こんにちは!富士通ラーニングメディア・人財部の西明(さいめい)です。
当社では、今年の夏、海外の大学からインターンシップの学生を受け入れました。
今月はインターンシップを通じて苦慮したことや、得られたことについて、4回にわたりご紹介します(毎週木曜日掲載)。
前半の2回は人事担当の私、西明が、後半の2回は受け入れた職場のグローバルビジネス推進部の東(ひがし)がお届けします。
これまでの人材育成、キャリアアップのための情報とは少し違った内容になりますが、どうぞ最後までお付き合いください。
初回となる今回は、インターンシップ生の紹介、インターンシップ受け入れのねらい、受け入れ部門の決め手についてご紹介します。
<インターンシップ生は、日系アメリカ人>
今回、受け入れたインターンシップ生は、アメリカの大学でコミュニケーション学を専攻しているNaomiさん(女性)です。
父親が日本人の日系ですが、見た目も言葉ぶりも一般的なアメリカ人大学生でした。
日本とのつながりは、「幼いころに日本に遊びにきたことがある」「学校の授業で2年ほど、外国語として、日本語を学んでいた」という程度のようですが、自分のルーツである日本でインターンシップをしたいという思いをもって来日されました。
【アメリカのインターンシップ事情】
アメリカでは大学3~4年生になると、夏休みを利用して自分が将来働いてみたい企業や業界のインターンシップに応募し、その仕事に自分が合っているか、仕事内容が自分の想像と合っているかなどを体験するという慣習があります。
学生のうちにインターンシップを通して複数の企業で就業体験を積み、社会に出ていくのが一般的となっているようです。
<インターンシップ生の受け入れが、社内にもたらすものとは?>
当社では、国内の大学からインターンシップを受け入れたことはありましたが、海外の大学生は初めてで、受け入れのノウハウもありません。
海外インターン生の受け入れは、私たち人事部門だけでなく、現場に大きな負担を強いる懸念もありました。
社内でも賛否を議論しましたが、多くの日本企業と同じく、グローバル展開を目指す当社にとって、社内のグローバル化を加速させる好機、と前向きにとらえ、受け入れを決断しました。
また、インターンシップは学生および当社(企業)の双方にとって有意義なものにする必要があります。
そのため、他部門の社員も巻き込んで議論を行い、今回のインターンシップのねらいを以下のとおりとしました。
●当社(企業)にとってのねらい
・インターンシップ生との交流を通して異文化理解を深める
・グローバル化を身近なものとして体感する
・若手社員の部下指導力を高める
・海外からの人材の採用、受け入れのノウハウを得る
●インターンシップ生にとってのねらい
・仕事を体験し、社会人に出会うことで、働くことをイメージする
・就業体験を通して社会の仕組みを理解する
・日本での就業体験を通して、日本企業の風土や文化を体感する
そして、次は、この目的を実現できる受け入れ先の部署を検討しました。
<受け入れ先の部署の決定! その決め手は・・・>
「インターンシップ生をどの部署で受け入れるか」は非常に悩みました。
初めての海外からの学生ですし、責任をもってお預かりするため、受け入れ先は以下の5つの視点をもとに考えました。
1)インターンシップ生が興味・関心をもって主体的に業務に取り組める環境であること
2)業務のアウトプットが目に見える形で残り、取り組んだ成果と達成感を得ることができること
3)グローバルな視点をもっている部門で、学生と相互コミュニケーションを円滑に図ることができること
4)アメリカの学生事情についての情報をもっていること
5)適切な指導、育成ができる社員(トレーナー)がいること
その結果、選んだのは「グローバルビジネス推進部」でした。
この職場は英語を使う仕事が多く、アメリカの大学の出身者もおり、そして何よりも面倒見のよい若手社員がいました。
次に私たち人財部が取り組んだのは、Naomiさんを受け入れるための準備や手続きです。
続きは次回にご紹介します。ぜひお読みください。
※次回は10月11日にお届け予定です。
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